7/26シンポジウム国立景観訴訟

シンポジウム「国立景観訴訟と首長の責任」

国立景観訴訟から10年、当時「景観利益」を認め、「高さ20mを超える部分の撤去」を命じた東京地裁判決は、私も含めまちづくりに関わっていた住民たちに嬉しい衝撃を与えたことは覚えている方が多いと思います。

この裁判は高裁で覆され、結局最高裁まで行き、住民の具体的利益侵害がないということで撤去はされませんでしたが、景観利益という概念が確立される社会的エポックとなりました。

しかし、その後、事業者明和地所から営業妨害を主張する損害賠償請求訴訟があり、市長が変わって上原元市長に損害を払わせろという住民訴訟があり、昨年なんと国立市が上原公子(ひろこ)元市長に対して3123万円の損害賠償請求訴訟を提起したことは多くの方が知らないと思います。

対立する候補者を押さえて選挙で選ばれた市長=政治家の責任の取り方とは?という重大な問題です。常に多数派と少数派に分かれる民主主義の中で、多数と闘うことを期待されて選ばれた市長が期待を裏切らない働きをしたら損害賠償を請求されるのではたまりません。

あの美しい国立市の景観を守る市民活動から少数会派議員となり、さらに市長となった上原さんは、逆風の中で議会とも緊迫した関係だっただろうと推察されます。

市民主権の政治、市民選挙をめざす私たちとしても考えておかなければならないテーマです。

ぜひ関心をお寄せいただき、以下の裁判とシンポジウムにご参加ください。
 
手違いでご案内が遅くなりすみません。今日です! 
■7月26日〈木〉13:30  第3回公判 東京地裁703号法廷 傍聴可
■ 同日    18:00  シンポジウム 法政大学スカイホール
               〈ボアソナードタワー26階〉 
問合せ: mail@machi-kaeru.com 090-3904-7371
主催: 法政大学五十嵐ゼミ、景観と住環境を考える全国ネットワーク

パネリスト
五十嵐敬喜〈法政大学教授・弁護士〉
上原公子〈元国立市長〉
田中 隆〈上原弁護団・弁護士〉
宮台真司〈首都大学東京教授・社会学者〉

■「国立景観訴訟 自治が裁かれる」公人の友社刊
五十嵐敬喜 上原公子 編著 2800円(税別) 
machi-kaeru.com/cn46/index.html

ご希望の方は藤原にお声をおかけください。

■岩波書店「世界」7月号の五十嵐敬喜氏の記事から

「政治家にとっての中立・公平とは何か?」
「政策変更が抜本的であればあるほど既得権者の抵抗が強くなる」
「政策に対する責任追及は議会での反論、批判、最終的にはリコール
もしくは選挙で行われるべきであり、裁判で個人の不法行為として
裁かれることではない」・・・
db.tt/ch8JWvJ2

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