上原公子元国立市長の裁判の意味

市民の生活を守る役目の行政がちっとも市民の味方をしてくれない。 首長以下、職員は企業の味方、市民が陳情に行っても会ってもくれず、けんもほろろ、話も聞いてくれない。

これが今の自治体の、特に再開発やマンション建設、建て替えなど、建築紛争に関する自治体行政の対応です。少なくとも、こう感じている方が多いと思います。

2000年前後の国立市と国立市長の上原公子さんは、この逆でした。
もともと市議から市長に立候補した上原さんの選挙公約には、国立の景観を守ることが掲げられ、当選後は紛糾するマンション問題で、なんとか市民の要望がかなえられるよう頑張りました。
市民も短期間に7万筆あまりの署名を集めるなど頑張りました。
市民の力を結集して市長を選び、市民の声が市長を後押しし、市長はそれに応え、あらゆる施策を凝らして市民の生活と環境と景観を守ったのです。

市民自治、市民政治の鏡とも言える国立景観問題だったのですが、ところが明和地所は市長を訴え、裁判所は市長のやり方が不適切だったとして、 国立市に約3000万円の損害賠償金支払を命じます。さらに、国立市が賠償金を払ったのは不適当だったとして、国立市民数人が国立市は市長個人に求償するべきだと住民訴訟を起こします。そして今、国立市が上原元市長に対して、損害賠償請求の裁判を起こしているのです。

上原さんはこの問題で何の個人的利益も得ていません。ただ、公約通り市民とともに、 なんとか国立の景観を守ろうと動いただけです。

その後の選挙で、開発派の市長が選ばれ、市の方針が転換したことは確かです。今回の統一地方選挙でも市民派の現職が落選し、特に上原さんを擁立した生活者ネットワークの候補者は3人とも落選してしまいました。

しかし、だからといって元市長に賠償を求めるなどということは、ぜったいに変です。あってはならないことです。

5月14日(木)、13:30、東京高裁812号法廷をたくさんの傍聴人で埋め尽くし、上原さんを静かに応援しましょう。ぜひぜひ。

大会派で脱会派

第18期の文京区議会が5月1日に発足しました。34人の議員の構成は、自民党9人、共産党7人、公明党5人、民主党4人、社民党1人、維新の党1人、文京・生活者ネットワーク1人、無所属6人です。すったもんだしましたが、会派の結成もおわりました。

メンバーが2人減りましたが、私は前期と同じ会派「市民の広場・文京」を、田中和子議員、浅田保雄議員とともに3人で続けます。

引き続き住民・区民の声を議会に届け、市民の視点で区政をチェックしていきたいと思います。今期は文京・生活者ネットワークの議員として、仲間とともに生活者の声を政策に練り上げるという作業が加わり、議会を風通しの良いものに変えるという希望が見えてきています。

今回、民主4人+無所属2人の「改革ぶんきょう」と、維新1人、無所属3人で新たに結成した10人の大会派「ぶんきょう未来」は、議会を区長の追認機関から大きく転換し、区長与党という姿勢を改め、是々非々で区民本位の政策を選んでいくことを宣言しています。

「ぶんきょう未来」のメンバーのひとり、海津敦子議員のブログに、会派の確認事項が議事録としてアップされていて、特筆すべき素晴らしい議事録なのでシェアさせていただきます。ほんとうに心から期待します。
blogs.yahoo.co.jp/bunkyokugi/13536017.html

 

本来は会派などなくし、すべて是々非々で二元代表で審議するべきだったのに、会派の壁がありどうしてもできなかったことを、皮肉にも大会派の結成でできることになるとしたら、それはそれで期待します。

これまで私たち市民の広場や共産党が条例提案をしたり予算案に修正案を出したりしても、自・公・民の区長与党が質問さえせず、無審査で排斥してきた実態からすると、にわかに信じがたいものがあり、自民・公明が相変わらず区長与党として結束したとしたら、どうなるかも不透明です。また、10人のうち元改革ぶんきょうの方たちが是々非々といいつつ自公につくようだと、今までと変わらないことになります。しかし、10人の中で何らかの刺激や学習の相互作用が働き、是々非々の割合が変われば、結果が変わります。

そこに大いに期待したいと思っています。自己否定を目的に結成する会派があってもいいかもしれません。周囲の期待を裏切ることのないよう祈ります。

選挙がおわり・・・

29日、当選の街頭報告をしました。私の選挙と文京区の選挙の一応のまとめとして覚書を作りました。DSC_3295 DSC_3339

 

 

 

 

① 定数 34人  新人候補13人中、当選4人(3人は自民党、1人は共産党)

② 投票率 全体 49.93 % 女性 50.63 % 男性 49.14 %  (23区1位)

③ 藤原得票数 1860 票  候補者 46人中 16位  (前回 1551票 28位)

④ 女性候補 15 人中 当選 14 人 (前回 15人中 12人当選)

⑤ 東京全体では女性議員369人、全当選者の27% ダントツ1位 全国のほぼ2倍 (2位は神奈川)

⑥ 文京区の女性議員の割合41.1% 都内では清瀬市45%、目黒区41.6% に次いで3位  (全国のトップレベル 大磯町60% 葉山町50%)

男女半々の普通の社会に近づいたのだから、議会内の常識を一般社会の常識に近づけたい。女性の方が投票率も高く、政治を生活の道具にしている。

守ろうこのまち!変えよう議会!というテーマで選挙中お話ししてきました。 議会の民主的でない決定方法(議長裁量の説明責任の不尽、多数決の濫用、秘密会議など)の廃止、歳費の二重取りの費用弁償の廃止、傍聴したい人に参加の権利の保障(傍聴定数の廃止、補助椅子、議員席の解放など)、託児など傍聴しやすい仕組み、同時中継の導入、議事録公開の迅速化を求めていきます。 おかしいことはおかしい、ダメなものはダメと言える議会に。

 

現職が3人落選した中で、飛躍させていただきました。私の訴えが届いたことが嬉しい。とともに、これまでの仲間たち、20年以上、様々な活動を共にしてきた仲間、ご近所のほんとうに家族のように温かい仲間、学校の先輩後輩たち、などに加えて、今回新たに生活者ネットワークの、我が子より若い子育て世代や、育休中のがんばる仲間たちが加わり、相乗効果がうまれたと考えています。

仲間が増え、勉強会も積極的に企画していけそうですし、ネットの手法で調査し政策につなげられる今、希望に満ちた2期目の出発です。 どんどん生活の中の課題や疑問や意見をお聞かせください。 一緒に考え、議会につなげることで、解決につなげて行きましょう。

明日5月1日から今期の任期が始まります。明日の正午までに会派結成届やもろもろの書類を提出します。

会派についてはさまざま考るところがありました。

4年しか議員をしていませんが、議会での関係性は、政策、手法、相性の3系列あると思います。政策が似ていたからこれまで
条例提案などを一緒にしてきた会派。
手法が似ていたり、共通点があったので、よく話したり一緒に行政に対応を求めたりしてきた人が一部いたけれど、政策的にはぶつかったり正反対の人もいた会派。
相性が合わず、ストレスもあったけれど、政策・手法では一致していた会派もありました。
でも会派は基本的には政治思想が一致し、政策に同意できる仲間であるはずです。
これまでは、区長与党・野党にきっぱり分かれ、政治思想にかかわらず、圧倒的多数の区長与党連合は区長の提案にすべてYes,区長野党の提案にはすべてNo,という文京区議会の構造でしたが、そういう姿勢では議会の存在意義を問われます。そんなことだから常に議員定数は少ない方がいいという世論が説得力を持ち、議員の自己否定、自分だけは安泰と思っているうぬぼれた議員がそれにおもねる定数削減論もまかり通ってきたわけですが、今後は多様な層の区民の代表としての議員の存立をかけて、政策を共有できる会派できちんと二元代表の役割を果たし、区長提案をチェックできる、削減論が出ないような議会にしていければと思います。
数の多少にかかわらず、区民の代表として尊重される議会にしていきたい。
明日の昼にはすべての議員の会派も決まり、私もみなさまにお知らせできることでしょう。

あと2日!

選挙が告示され、立候補届をして5日目。残りあと2日です!

連日サプライズや嬉しいことがたくさんあります。選挙事務所は意外にもびっくりの大賑わい。千客万来です。とてもここには書けないような(笑)お客様も見え、とてもここには載せられないような(笑)お土産をくださいます。何かな?知りたい方は事務所にいらしてください。貼ってあります。

嬉しいこと。街で走り寄って声をかけてくださる方。応援のメールをくださる方。そして思いがけない来訪者。選挙はボランティアとカンパで原則おこなっていますが、赤ちゃん連れのボランティアも何人かいらして、保育ばあが大活躍。ほんとはみんな赤ちゃんのお世話が一番好きなんです。

ある方は、赤ちゃんを事務所の保育ばあに預け、ウグイスで同乗してくださり、スポット演説で感動の素敵なスピーチをしてくれました。嬉しくて元気と涙が出ます。

今朝は礫川公園付近でスピーチ、その後、恒例の(といっても4年前と2回だけですが)地元西片歩き隊。急に暑くてバテバテでした。
つまらないこと。 今日もせっかく作った原稿は全く役立たず。私の頭が悪くて覚えられないせいもありますが、選対に名前連呼とワンフレーズを求められるせいもあります。 これでいいのか、選挙。う~~ん複雑な思いです。
でも、夜家に帰って、ある方からのメールで、ハッとして目から鱗。納得できました。
「文京区、台東区を散歩しながらあるいはミニバスに乗ってグルグル回りながらスピーチ聞いています。一瞬行き違う人の心にも響くようなスピーチお願い致します。 」
そうなんです。一瞬の間なのです。だからワンフレーズ、連呼になってしまうのですが、それは能がないことの証明でもあります。一瞬行き違う人の心にも響く言葉を見つけられればよいということ。連呼とワンフレーズを求める仲間を恨む前に、一瞬で心に届く言葉を心がけよう。
夜、スポットを2つ話して親戚の家まで流して、ワーッと盛り上がったところで解散。ほっとして徒歩で事務所に帰る途中、私の車のウグイス原稿と本当にまったく同じことを言う選挙カーに出会いました。

「地元で生まれ育った〇〇〇〇子です。〇期の実績を活かして〇期目を目指します。」期数で実績を言うなら圧倒的に1期目の私の負け。明日からはやめます! 心に響く言葉さがし、遅まきながら始めます。
藤原みさこのフィナーレを最終日の25日(土)16時より、クィーンズ伊勢丹(文京区小石川1-17-1 白山通り)の付近で行います。

大勢の皆さんと賑やかに最後を締めくくりたいと思っています。
お時間を作ってお集まりいただけたら嬉しい限りです。どうぞよろしくお願いいたします。

あと2日、ぜーぜー、でも頑張ります!差し入れのリポビタンDで頑張ろう!

東洋ゴム免震性能偽装事件

www.yomiuri.co.jp/national/20150423-OYT1T50068.html?from=tw

3月に東洋ゴム工業の免震性能偽装事件が発覚し、全国に55棟の性能不足のゴム使用の建物があると公表されていましたが、4月21日に追加の90棟で性能不足があったことを、東洋ゴムが公表し、文京区の本郷小学校がその中に含まれていたそうです。

教育委員会からの報告によると、
「4月21日の国土交通省の発表で、本郷小学校の使用している免震ゴム(高減衰積層ゴム)に「地震の揺れを抑える所要の性能を有しない製品」が使われていたことが確認されたため、以下のとおりお知らせいたします。

1 本郷小学校の状況について
本郷小学校建設にあたっては、免震ゴムに加え「油圧ダンパー」も併用し、構造体や二次部材の損傷を軽減するよう、より高い対地震性能を確保することを目標として設計を行っております。
また、文京区は、平成23年3月11日の東日本大震災で震度5弱を記録いたしましたが、震災後に本郷小学校の建物及び免震ゴム等を確認したところ、損傷は見られませんでした。
なお、国土交通省は、先に報道された、東洋ゴム工業(株)が製造した免震ゴムを使用した55棟について、「震度6強から震度7程度の地震に対して、倒壊するおそれがないことを確認した」と発表しております。
また、東洋ゴム工業(株)は、本郷小学校と同様な製品を使用した建物について、「東日本大震災時に当該製品を使用し建設されていた東北地方(宮城県、秋田県)の5棟の物件についても、震災後に異常があったという報告はないところです。」としております。

これらのことから、今回の免震ゴムの性能不足に対し、直ちに建物の安全性が損なわれるとは考えにくく、引き続き児童の安全・安心に十分配慮しながら、通常通り校舎を使用してまいります。

2 今後の対応
今後、東洋ゴム工業(株)に対し、免震ゴムの交換等、必要な対応を早急に行うよう求めていくとともに、区としても保護者の皆様への早急な情報提供など、児童の安全・安心のため最大限の努力をしてまいります。」

とのことです。

しかし、上記の読売新聞記事によると、「区は、一連の問題が3月に発覚した後、同小に使われたゴムの性能を問い合わせたが、同社は「問題ない」と答えていたという。」とのことで、そうだとすると、偽装だけでなく詐称にもあたります。

確か、私が区の担当に3月に尋ねたとき、「製造時期が異なっているから大丈夫だと思うが調査中」と聞いており、その後「問題ない」と東洋ゴムが言ったのだとしたら、かなり悪質で、かばう余地はないのですが、区として当面校舎を使用する苦しい言い訳なのでしょう。でも震度7以上の地震がもし来たらどうするのか。

対応が速やかにとられること、そして対応が完了するまで震度7 以上の地震が来ないことを祈るばかりです。

議会が終わり、新年度スタート!

DSC_1572昨日、年度末最終日に3つの議案を可決し、今期4年間の議会がすべて終了しました。

国民健康保険と教育長、そして特別区税に関するもので、私たちは最初のふたつには反対しました。例によって区長提案や区長与党議員提案が否決されたことがない文京区です。こちら側が提案するものは否決されますが、まれに否決できない内容だと、全議員提案にして、少数会派の提案が可決されたという実績は絶対に残しません。

民主党の議長も自公民の区長与党の論理から抜けられず、議会改革道半ば。

請願の扱いなどは、区民の切なる思いを受け止められず、多数会派絶対の論理で、委員会で採択された請願を本会議で審査もせず、昨年と今年、2度も表決し直し不採択としました。1度目は、会議規則に5人の議員が異議を申し立てれば本会議での請願簡易表決を起立表決に変更できるという条項があるから、と言い、補正予算の可決と請願採択がねじれ現象となるからと言い、2度目はすでに予算もついた後、それでも最後の望みをつなぐ区民の請願が委員会で採択されたものを、5人の異議申し立てもないまま本会議でまた起立表決で不採択としました。今回はねじれも会議規則も持ち出さず、ただ委員会構成が多数会派優勢になっていないというそれだけの理由でした。

ほんとうに何ということ! 委員会主義を返上するでもなく、すべての委員会構成を議会構成と一致させるでもなく(こんなことは実際無理なんです)、自分たちに有利になっていない文教委員会の採択を、とにかく覆したいだけ。理も尽くさず数で押す非民主的なただの横暴。残念です。

それに先立ち、全員協議会で恒例の退職職員の挨拶がありました。毎年面白い光景が展開されますが、昨日は関係が深かった都市計画や土木の部課長の挨拶が、宮仕えが本当に辛かったんだなと思わせる内容で、感慨ひとしおでした。 辞令をもらった途端に、すべての建物など周り中が美しく見えたという部長さん、いつになく晴れ晴れと声も高らかに雄弁だった課長さん、お二人とも次の職場は地域活動センターです。老若男女さまざまな区民と接するお仕事に、きっと新しい使命を見つけられることでしょう。本当はこれまでの職場でも、あんなに業者を守ることにやっきにならず、区民の立場に立ってくれていたら、もっと早くから区民が美しく見えたかもしれないのに。残念でした。

さて、昨日市民の広場の通信が新聞折込されました。お目に止まりましたか?4年間の一応まとめです。ぜひこれからでも見てご意見をくだされば幸いです。

そこにも案内を出しましたが、7日(火)18:30~20:30 シビック3階会議室Bにて市民の広場セミナーを開催します。

講師は、木幡福祉政策課長。 用地取得や建築計画で問題を抱える特養建設。一方、社会福祉協議会が進める小地域福祉活動は、地域福祉コーディネーターを中心に住み慣れた地域で支えあって暮らす仕組みづくりを進めています。福祉政策課が関わるこの2つの課題について考えます。申込み不要ですのでお気軽にぜひどうぞ。

 

4日(土)14:00~ 藤原の事務所お披露目会をします。DSC_1571 今日は初めて生活者ネットの政策宣伝カーを走らせました。事務所は前と同じ旧中山道、誠之小学校前信号のところ、西片2‐16‐21です。4日は夕方までの間いつでも構いませんのでぜひお立ち寄りください。

DSC_1568 7日に藤原美佐子の区政レポートを新聞折込します。こちらもぜひご意見をお寄せください。 うかうかしている間に我が家のすべての花が満開となりました。梅桃(ゆすらうめ)、サクランボ、紅花トキワマンサクなどなど。間もなくブナの新緑が始まります。DSC_1569

3/26春日再開発説明会の結果

この説明会は、2月25日の建設委員会で3月26日に開催することだけは明らかになりましたが、1週間前になっても時間や場所が明らかにされず、周辺住民への周知と張り紙を必ずするように念を押していましたが、事業者は頑として聞き入れず、2Hの範囲の住民に手紙を配っただけでとうとう張り紙をしませんでした。
法でどう定めていようと、説明会を丁寧にして悪いことは全然ありません。特にこのような周囲への影響が大きく巨額な国税が投じられる計画の場合、区報に載せてもおかしくないし、全国民に広報してもよいくらいです。
説明会の冒頭、この説明会は前回の説明会で出された質問に十分回答できなかったのを補足するものとしておこなうもので、新たな説明会という位置づけではない、という趣旨の弁明をしていました。

これは張り紙をしなかった言い訳だと思いますが、実際は2Hの範囲の住民、特に開発予定地内の住民でも手紙が届いていない人もいることがわかりました。
手違いとか言っているようですが、重要な問題です。みなさまもどうぞ抗議してください。
区民の理解を得ることが目的の説明会なのに、区民の要求をかわし、苦情に抗弁することしか考えない区と組合の姿勢は本当に情けない。残念です。
こういう事情の所為か、参加者は前回の半分ほどでしたが、それでも100人以上。質疑応答の内容は、質問に全部答えず、故意にか意図を曲解したり決めつけたり、ひどいものでしたが、特に直接環境影響を受ける本郷4丁目と西片の方々が、食い下がって質問していました。
内容の主なものは、
①風環境について、どう変わるのかわかりにくい。年平均の風速では意味がない。風が強い冬や夕方など、今でもビル風がひどく、被害が予想される時の環境悪化をどうするかが知りたい。最大瞬間風速や風の流れの変化を知りたい。追加資料を。・・・風洞実験の結果、いくらか変わったが、中高層の領域として妥当な範囲で納まっている。
②川を暗渠化した低地の湿地帯で地盤が軟弱、ゲリラ豪雨時の排水処理計画を知りたい。・・・今回は排水管100ミリ(時間雨量)対応。各街区の地下ピットに数千トンの貯留槽設置。3時間外部に排出しないように設計。
③大気汚染、ヒートアイランド、地震、災害、火災対応は?・・・すべて問題なし。環境影響評価どおり、地区計画どおり、植栽、壁面後退、高層棟は固い地盤まで長い杭を打ち込むことで対応。防災広場、マンホールトイレ、火災感知システム万全、初期消火に力を入れ、はしご車が届かない31m以上は、フロアごとに初期消火用品を備え、非常用エレベータ設置、防災センター設置。
④交通データによると、年平均で信号1回待ちになっているが、年平均は意味なし。現況でも朝夕やお彼岸お盆など時期的には信号3回待ちくらい。西片交差点の白山通り右折禁火解除で、どれだけ言問い通りの信号待ちが増えるか、追加データを・・・時期や時間によって交通渋滞が増えるのは仕方がない。
⑤セットバックが狭すぎる。茗荷谷の再開発は同じ日本設計だが、植栽が貧弱、車寄せがなく、不便で住めなくなり引越した人もいる。きれいごとを並べるが、不安。・・・都市計画に即して目的に沿うよう形作った。
⑥なぜ北側だけ突出して高いのか。開発敷地内だけに日陰の影響を落とす設計にしてはどうか。・・・都市計画の枠組みでおこなっているとしか答えられない。
⑦都市計画の枠組みということは区の事業なのか。区が来て説明するわけでもないのに、都市計画決定に即してというだけの説明は不親切。都市計画の図面も自分で作ったのだから、なぜそういう計画にしたのかが知りたい。・・・結局なぜ北側だけこんなに高いのかは説明せず。
⑧補助金について。今回の緊急促進補助は地権者が権利変換を含め完全に合意していることが条件。これだけ補助金をもらうという前提の説明で権利変換に合意を求めていると、合意ができないとき補助金がもらえず、自分たちの権利床が減り、負担が増え、抜ける人が出てきて、今回も住戸数を増やしているが、保留床処分金をもっと増やさざるを得なくなり、しまいに破綻しないか。・・・合意は事業計画に関する合意だけでよく、権利変換については、目下説明して合意を求めているところ。補助金は年度ごとに申請できる条件が整えば申請する。
というわけで、言いたくない部分はスルーし、同席しない区の責任にし、多少のことは仕方がないなど、責任を回避し、周辺が受ける被害については大したことないから感知せず、という姿勢でした。
区の指導責任、説明責任、都市計画責任回避が最も重大な問題と考えます。
なお、説明会に出られた方からの補足訂正があれば歓迎します。

健康にいい!食品の真実

3月14日、23日と偶然2回つづけて、CS(コミュニティスクール)まちデザインの近藤恵津子理事長の話を聞く機会があり、ショックを受けるとともに感動しました。

14日は健康食品の実態について。トクホ、栄養機能食品につづいて機能性表示食品が4月から解禁になります。 論文やデータなどを提示して科学的根拠を示すことは必要ですが、健康効果を持つ成分を含む食品について、各企業の判断で機能性表示食品に指定し、「目が健康になる」「肌が綺麗になる」のように過大広告と従来みなされた文言を、商品パッケージなどに表示できるようになるという、表示規制の緩和です。

トクホのコーラが巷で流行っていますが、要注意なのは、たとえば脂肪の吸収を阻害するお茶など、私も常用していましたが、運動時に飲むとデキストリンの排出作用で脱水する可能性があるとのこと。人工甘味料の問題もあります。 一面的かつ多様な情報に惑わされず、得られるかもしれない効果機能と安全性のバランスを消費者自ら考えなければならなくなります。

23日は遺伝子組み換え食品について。

納豆などの表示で「遺伝子組み換えではありません」という表示をよく見ますが、「遺伝子組み換えです」というのは見たことありませんよね。でも納豆に限って言えば、そのまま食用にする丸大豆は全部遺伝子組み換えではないのです。ところが、原材料に使われている食材は、主要10品目かつ5㎎以上のものにしか表示義務がないので、国産原料だけの食品以外はほぼ全部に遺伝子組み換えの材料が含まれているということ。

わかりにくい表示の問題。遺伝子組み換え技術そのものの問題。人間のその他の遺伝子に長期的に与える害が解明されていない問題。土壌汚染の問題。発がん性テストなどに携わる科学者が排除されている政治的問題。そしてモンサントなど化学メーカーが作物の種子とセットで開発し、種子を独占する問題。などなど根深い課題が満載。 モンサントの農薬ラウンドアップがホームセンターなどで普通に売られているのにびっくりしたことがありますが、すでにラウンドアップは耐性ができて、次なる開発品が出ているそうです。じきにさまざまな耐性を持ったスーパー害虫やスーパー雑草が出回るでしょう。この国の生態系はどうなるか。

2回を通して感じたことは、TPPは結局巨大なグローバル企業の世界制覇を目的としているのでしょう、日本がそれに対抗するためには毒を以て毒を制すではありませんが、輸出を伸ばす旗印のもと、ぼやぼやしている国民を切り捨てるしかないのでしょう。消費者自身が買わない!ことしか究極の対抗手段はないでしょう。きれいな言葉やきれいな映像で情報が氾濫する中、私たち自身がバランス感覚で、自分や自分の子孫たちの食生活を選び取る必要性、重要性がより増していきます。

 

CSまちデザインからとても良い本が出ています。http://cs-machi.com/

「食材選びからわかるおうちごはん」、「わたしと地球がつながる食農共育」、「おいしい江戸ごはん」

どれもすぐ役に立ちます。特に4月から自立する子どもたちにお薦め。

NHKでも伊勢屋質店をとりあげました

www3.nhk.or.jp/news/html/20150312/k10010013151000.html

区が4200万円を補助することで、跡見学園と旧質店所有者との契約が成立したそうです。区が全額出して買う方がよいという根強い意見はありますが、文化にお金を出し続ける覚悟がない日本の公共行政に任せるのも危ない気がします。公的所有には制約が多いので、かえって文化保存が難しくなるという意見もあります。

議会の内部でも、保存活用については全会派合意で要望書を出しましたが、民有財産を取得することには従来強い反対があります。区のアカデミー推進部でも所有や共有については、管理運用に難しい点があり、区の所有となると人の配置が必要で、30年とかの人件費の問題もある、と極めて慎重、というか後ろ向きです。

杉並区が大田黒公園、与謝野公園、角川庭園、そして今度は荻外荘と、文化財の取得や受け入れに熱心なのと比べると、文京区は取得だけでなく寄贈を受けることにも消極的で、残念な限りです。お金をかけて文化を守るという合意ができない残念な区なのです。

杉並区は当初予算で31億を荻外荘取得に計上し、文京区は当初予算では事業補助280万円、今後補正で4200万円や約100万集まった(これからどんどん増えるでしょう)募金を入れてくると思います。

跡見学園の学長は、景観維持の重要性や文化的・教育的価値を述べられているので、今後の事業展開に期待したいと思います。

質店の所有者の永瀬智江子さんは、長い間のご苦労から解放され、さぞほっとしていることでしょう。「手放すことに寂しさはありますが、この建物にとっていちばんよい形だと思います」との言葉に万感の思いを感じます。13年間伊勢屋の公開に携わってきた私たち2団体も複雑な思いです。永瀬さん、ほんとうにお疲れ様でした。

今日はもうひとつNHKで気になるニュースがありました。

www3.nhk.or.jp/news/html/20150312/k10010013161000.html

2月に札幌で看板が落下し、下にいた女性が重体になっている事故がありましたが、去年3月までの5年間に全国で35件の落下事故があり、うち18件で死傷者が出たということです。

この件については2月に国交省から調査・報告を求める通知が各自治体に来ていますが、文京区でも対象となる看板が約200あるそうです。従来から法定の調査義務はありますが、4mを超えるものとか建築物事態の規模に下限があり、果たしてそれだけでいいのか、また調査方法も今のままでいいのか、区としても方針を検討しているということです。

ニュースでも言っているように、そもそも小さくても高層ビルから落ちれば衝撃は大きく、死傷者が出ないのは幸運でしかないのです。50mから鉛筆を落としても死ぬことはあるのですから。セットバックが少なく、下を歩かざるを得ない道などでは、できれば袖看板はつけないことが景観上も好ましいのではないでしょうか。そのためにも、目視だけでない実質的な調査を厳しく義務付けることが効果的です。強く望みます。

樋口一葉の伊勢屋質店、跡見女子大が購入へ

予算委員会が終わりました。ほっと一息ついたところに、下記のニュースが飛び込んできて、二重にほっと。一時はどうなることかと思いましたが。。

樋口一葉が通った質店、跡見女子大が購入へ 保存にメド
www.asahi.com/articles/ASH363GJFH36UCVL001.html

今日、契約の予定だそうです。

一葉募金も約70件を超えたようです。この記事によると、跡見が全額を出し、その一部を区が補助するようですが、以前は区は差額を補助すると言っていました。市民の広場では、募金の使い道が差額の補助だと、跡見女子大が所有権を取得することを補助することになり、なんか筋が違うかな、という気がして、共有にするか事業補助に充てるかを予算委員会で求めました。区は共有はできないと答弁しました。

しかし、購入費全額を跡見が出し、区がその一部を跡見に補助するのと、跡見が総額の一定割合を出し、差額を区が出すのといったいどう違うか。

実質的には違わないかもしれませんが、もしかしたら差額補助だと所有権が発生し、必然的に共有ということになり、共有部分を放棄することになると贈与とか寄贈とかになって厄介なことがあるのかもしれませんね。

明日のプレスリリースが楽しみです。

 

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