建築審査会で執行停止決定!

嬉しいことがありました! 12年にわたり裁判や審査請求で争ってきた小石川2丁目堀坂・六角坂のマンション。建築確認取消しを求める審査請求で、東京都建築審査会は建築確認の執行停止を決定しました。

完成間近のマンション工事は停止し、裁定を待つことになります。裁定前に出来上がってしまい、訴えの利益がなくなり、請求が却下されることだけはとりあえずなくなりました。
文京区では今、確認処分執行停止(工事ができなくなる)や特定行政庁(区長)による工事停止命令がふえています。 今回の請求代理人の方々や早稲田大学法学部の学生さんたちと現地を見てきました。

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写真

➀区役所25階からの眺め。中央が計画のマンション。

②ル・サンク小石川後楽園。急坂の上からの眺め。住戸は完売ですが、工事日程表は白紙に。
③現場の看板。確認済証を交付した処分庁、都市居住評価センターはディベロッパー数社が作った会社で、前々文京区都市計画部長が再就職しています。前々部長は9月7日の建築審査会にも処分庁側で参加していました。
④隣のマンション最上階(6階)からの写真。東南側に3階分も高いマンションが接近し、日影が大変そう。
⑤駐車場棟は屋上に上る階段がありません。奥の住居の桜の木は枝がマンション敷地に伸長しているとして伐採されてしまいました。
⑥北西側の六角坂のクランクは車道が狭く(2m弱)、そのため春日通から工事現場までは一方通行が解除され、大型工事車が逆走していて事故もおきています。今回の執行停止を受けて、一方通行解除の許可は警察に取り消してもらいましょう。
今回の執行停止は、東京都建築審査会ではおそらく初めての執行停止事例です。 新宿区の乙女山(落合たぬきの森)や小石川3丁目のいわゆる旗竿敷地の重層長屋で過去に執行停止がありましたが、マンション紛争で建設工事が止まることは滅多にありません。
原告不適格や訴えの利益なしとして門前払いされることの多い建築紛争の原告=周辺住民です。 しかし、今回の決定書には申立人が原告適格を有していることがはっきりと明記され、また、裁決前に建築が完了してしまうことにより訴えの利益が失われ、申立人の法律上の利益の侵害等を除去することが極めて困難になる可能性を認めています。
訴えの利益を守るという立場に立ってくれていることは非常に重要で、今後の建築審査請求に希望をあたえるものです。決定書の内容は下記サイトにあります。
koishikawa2.mansion.michikusa.jp/documents/%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E5%81%9C%E6%AD%A2%E6%B1%BA%E5%AE%9A.pdf
審査請求を実際に経験された方が増えていると思います。行政不服審査法改正に関して、訴訟や審査請求がどう変わるか、日弁連で11月6日にシンポジウムを企画しています。ぜひご参加ください。unnamed

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