東洋ゴム免震性能偽装事件

www.yomiuri.co.jp/national/20150423-OYT1T50068.html?from=tw

3月に東洋ゴム工業の免震性能偽装事件が発覚し、全国に55棟の性能不足のゴム使用の建物があると公表されていましたが、4月21日に追加の90棟で性能不足があったことを、東洋ゴムが公表し、文京区の本郷小学校がその中に含まれていたそうです。

教育委員会からの報告によると、
「4月21日の国土交通省の発表で、本郷小学校の使用している免震ゴム(高減衰積層ゴム)に「地震の揺れを抑える所要の性能を有しない製品」が使われていたことが確認されたため、以下のとおりお知らせいたします。

1 本郷小学校の状況について
本郷小学校建設にあたっては、免震ゴムに加え「油圧ダンパー」も併用し、構造体や二次部材の損傷を軽減するよう、より高い対地震性能を確保することを目標として設計を行っております。
また、文京区は、平成23年3月11日の東日本大震災で震度5弱を記録いたしましたが、震災後に本郷小学校の建物及び免震ゴム等を確認したところ、損傷は見られませんでした。
なお、国土交通省は、先に報道された、東洋ゴム工業(株)が製造した免震ゴムを使用した55棟について、「震度6強から震度7程度の地震に対して、倒壊するおそれがないことを確認した」と発表しております。
また、東洋ゴム工業(株)は、本郷小学校と同様な製品を使用した建物について、「東日本大震災時に当該製品を使用し建設されていた東北地方(宮城県、秋田県)の5棟の物件についても、震災後に異常があったという報告はないところです。」としております。

これらのことから、今回の免震ゴムの性能不足に対し、直ちに建物の安全性が損なわれるとは考えにくく、引き続き児童の安全・安心に十分配慮しながら、通常通り校舎を使用してまいります。

2 今後の対応
今後、東洋ゴム工業(株)に対し、免震ゴムの交換等、必要な対応を早急に行うよう求めていくとともに、区としても保護者の皆様への早急な情報提供など、児童の安全・安心のため最大限の努力をしてまいります。」

とのことです。

しかし、上記の読売新聞記事によると、「区は、一連の問題が3月に発覚した後、同小に使われたゴムの性能を問い合わせたが、同社は「問題ない」と答えていたという。」とのことで、そうだとすると、偽装だけでなく詐称にもあたります。

確か、私が区の担当に3月に尋ねたとき、「製造時期が異なっているから大丈夫だと思うが調査中」と聞いており、その後「問題ない」と東洋ゴムが言ったのだとしたら、かなり悪質で、かばう余地はないのですが、区として当面校舎を使用する苦しい言い訳なのでしょう。でも震度7以上の地震がもし来たらどうするのか。

対応が速やかにとられること、そして対応が完了するまで震度7 以上の地震が来ないことを祈るばかりです。

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