柳町小学校に関する請願続報

12月8日の総務区民委員会では、柳町小学校増築に関する基本・実施設計にかかる補正予算が審議され、市民の広場と共産党は、反対しましたが、改革文京、自民、公明の賛成で可決されました。

反対理由は、区民が区教委の整備方針案に疑義を唱え、再考を求める請願が4件採択されていることや、区民が対案を提示しているのに、さまざまな理由を後付でつけて区民案を斥け、現状に拘泥する区の態度には問題があることなどにより、急いで予算をつける必要はないということです。

補正予算が可決された後、柳町小学校避難所に関する請願が審査され、採択3(市民の広場と共産党)、不採択4(改革文京、自民党、公明党)で不採択となりました。

区内で唯一地震などの防災避難所に指定されながら水害時の避難所に指定されていない柳町小学校を、水害時にも安全・安心な避難所となるよう整備することを求める請願でしたが、地震などで避難中に水害が発生したときは垂直移動で安全な場所に避難することが条件となっているにもかかわらず、安全に水平移動で礫川小や指ヶ谷小に行けるという強引な推論が通ってしまいました。

さてさて、多数決の論理でかくのごとく決まりましたが、文教委員会で採択された4件の請願はもちろん生きています。誠意をもって請願内容を施策に反映させる義務を執行機関は負いましたが、そのことは補正予算で増築設計費用がついたこととは直接は関係ないはずです。

市民の広場は補正予算に反対しましたが、それはまだ再検討が残っているから急ぐなという意味で、もし補正予算がついたとしても、基本・実施設計一体で行う中で、詳細の調査・検討がされ、足すかやめるかも含めて検討するということです。最終設計や入札の結果、減額も更なる補正もありです。事実、今回設計費5000万円のうち、1500万円だけ2014年度予算に計上し、3500万円は債務負担行為として2015年度に回しています。

こういう補正予算が可決されたことが、すでに付託委員会で審査され採択とされた整備方針見直し等の請願と相反するという問題はないように思います。請願は方針案をいったん取り下げてとは言っても、増築そのものを取り下げてとは言っていないからです。前述のように予算は減額も債務負担行為もありだし、決算でいかようにもなるのは、基金を崩す予算を立て決算で翻して積み増す得意技を持つ文京区なら朝飯前のはず。

ところが文教委員会で採択とされた請願と総務区民委員会の補正予算可決が相反するとして、本会議で付託委員会での審査結果どおりに採択することに5人以上が異議を申立て、起立採決をすることで「相反しないように」する動きが見えてきました。

明日の会期末、本会議に注目してください。これまで付託委員会の報告どおりとすることを簡易表決で、何人異議なしで何人異議ありだろうと、認めてきた請願の取り扱いの慣例が破られるかもしれません。もちろん議会規則に則り議長が采配してのことです。

きちんと本会議で審査しなおし、全議員で熟慮の上表決するなら私も賛成ですが、付託委員会の委員以外の議員が審査なしの表決だけで適切な判断ができるとは思えません。「相反」を解消するだけが目的なら、「相反」しないのだから必要ないでしょう。本会議に先立つ朝10時からの議会運営委員会も注目です。何らかの動きが見られるかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*