こまじいのうち

「びっくりするくらいものすごい反響です。全国社会福祉協議会や東京都社会福祉協議会、いろいろなところに呼ばれてお話ししてきました。」

文社協の地域福祉コーディネーター(コミュニティソーシャルワーカー)第一号、浦田愛さんの第一声でした。少子高齢社会対策調査特別委員会の視察と勉強会での話です。

社会福祉協議会を中心に展開する小地域福祉活動(身近な地域の自治会や町会単位の支え合いによる課題解決)のモデル地域、駒込エリアに地域福祉コーディネーターが配置されたのが2012年。地域活動センターや町会、民生委員さん、地域の人々の間を「歩いてつないだ」ことが功を奏し、空き家を活用した「こまじいのうち」が開所したのが2013年10月。その後1年間の成果をお聞きしました。

成果と一言では言えない苦労や工夫があり、支え支えられるボーダーレスな人間関係があり、高齢・障害・心の病・生活困窮・孤独・・など縦に割れない様々な課題の隙間を、労力や技能や能力やお金の提供でうめてきた、まさに生き方のふくらみなのです。

阿鼻叫喚のごみ屋敷からの生還の話、もとは優秀な技能者が孤独なひきこもりから脱出し職に復帰する話、友だちと並んで歩いたことのない子が一緒に勉強しお菓子を食べる居場所を得るまでの話、などなど「こまじいのうち」に集うすべての人々の協働の中で実現したことです。

一週間前にたったひとり傍聴した「新たな公共プロジェクト」の「担い手創出プロジェクト支援本部」で聞いた助成団体のリクルートスーツの職員によるプレゼンテーションが、どうにも浮き上がって白々しく聞こえたのと比べ、これこそ地域課題を地域みんなで解決すべく支え合う血の通った公共の担い手と感じ、重く深く心に染み入りました。

今年度から富坂地区にも一人地域福祉コーディネーターさんが配置され、本当に地域ごと特色が異なる中で活躍されているとのこと、第2、第3の「こまじいのうち」が期待されます。区内4つの警察署管内の区分けに従う圏域では担当が5万人となり、あまりにも多すぎるとの訴えに納得。議会で取り上げて行きたいと思います。

来年度策定される文京区地域福祉保健計画の中で、地域福祉コーディネーターの育成や配置について文社協と区との連携はどうなるか、補助は出るのか、人材育成・交流はどうなるか、注目されます。

策定の中間まとめに関するパブリックコメント募集が12月5日から1月5日まで予定されています。 ひとごとではありません、ぜひ意見をお出しください。
www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_fukushiseisaku_keikaku_public-comment.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*