2014年10月19日|コラム
明日20日は長かった第3回定例議会の会期末、閉会日です。
都市計画審議会では議題が8項目あり、その内意見照会が3件、諮問・答申が2件、報告が3件です。
これをたった2時間で審議します。
諮問のひとつは、東大の経済学部棟の増築。高さ制限(22m)をオーバーする約60mの建築計画に関する教育施設特例の認定の可否を審議することになります。
昨年、高さ制限の第4次素案検討中に、特例が区長許可から区長認可に変更され、裁量の余地がなくなり、認定条件をクリアすると自動的に認定される案が可決されました。
今回は「土地利用上やむを得ない場合の特例」の教育施設が適用になります。
はたして良好な市街地環境の形成に資する建築物となるのか、本当にやむを得ないのかを検討しますが、1日で答申を出さなければならず、しかも単純に120分を8で割ると1議題15分です。いかにも審議してほしくないように見えます。お時間があったら傍聴にいらしてください。
別件ですが、昨晩8時過ぎ頃、白山通りと言問通りの交差点付近にあるペンシルビルの高層マンション10階付近で火事騒ぎがありました。
たまたま通りかかったのですが、消防車や救急車が上野署、谷中署、駒込署、本郷署などから7~8台来て、1車線を50mくらいにわたってふさぎ、車道も歩道も渋滞していました。人々は上を見上げていましたがどこにも火は見えず、外の避難階段を消防士さんたちが一列縦隊で(ふたり並べる幅がない)昇っていくのですが、担架はどうも通りそうにない。
そのうちにみんな下りてきて、じきに消防車も1台ずつ去り、最後は自転車のお巡りさんとマンションの正面玄関から出てきた消防士さんの2人だけになりました。 何があったのか聞いてみたら、料理の煙が上がっただけだったそうです。誰かが煙に驚き通報したのか、とにかく事情がわからないと消防は念のためにこれだ動員するのですね。高層マンションだったから余計警戒したのかもしれません。
それにしても外の避難階段は、担架も通れないのでは避難の用を足しません。玄関付近が燃えたときのために二方向避難路を確保しないと危ない。ペンシルビルの高層マンションはくれぐれも火の用心。
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