市民の広場通信

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昨日、4月28日の新聞各紙(朝日・読売・毎日・日経・東京)朝刊に「市民の広場・文京通信第2号」を折り込みました。お目にとまったでしょうか?

ご希望があれば郵送させていただきますので、コメント欄からご連絡ください。年1回の発行ですのでぜひお読みください。ご意見ご感想もお寄せください。

なお内容に一部間違いがありました。
冒頭のリード文 「私たちの政治を一緒に作りましょう」 の5~6行目「議会政務活動費の減額」は「費用弁償の減額」の誤りです。大変申し訳ありません。費用弁償(日額旅費)は4000円が3000円になりました。

会派メンバー5人の誰も気づかずお恥ずかしい限りです。今後はこのような間違いがないよう、十分注意してまいります。

介護保険制度のジレンマ

DSCN1110DSCN1108土曜日のオープンスクールは18人の参加があり、高齢化社会の先行きが案じられる講演ではありましたが、みな講師鹿倉泰祐さんのお話に引き込まれ、充実した2時間半を過ごしました。

65歳以上を含む世帯数は2001年の35.8%から12年の43.4%(2093万)に増加し、高齢者だけの世帯の4割が単身で、認知症高齢者439万人の内160万人が介護保険未利用ということです。つい最近も踏切事故で多額の損害賠償を請求された事例がありましたが、高齢者の生活実態は、認知症や予備軍の増加で、老老介護や認認介護(介護者も認知症の世帯)など悲惨な現状です。

1999年の法制定当初から介護保険制度は矛盾と欠陥が指摘されていた制度です。

事業費は税と保険料で50%ずつ負担していますが、介護を受ける1号被保険者の保険料が年々ふえているほか、サービスを受けられない2号被保険者の負担する税的性格の保険料が全体の29%も占めるということは、税負担分の50%と合計すると79%におよび、本来税配分でまかなうべき制度ともいえます。

3年ごとの法改正でサービスの拡大と給付抑制がセットで出てきており、介護の社会化という目的と逆行し、自助・家族介護の方向に向かってきています。2060年には高齢化率(65歳以上)が40%と推計される中、よりきめ細かいケアマネジメントが必要不可欠ですが、不足する在宅介護サービスは破たんが心配されます。

2015年度の改正案では介護給付抑制が前面に出て、自己負担分の1割から2割への引き上げや、要支援1,2の介護認定なしの地域支援事業への移行などが問題となっています。地域事業ではボランティアなどを受け皿として想定していますが、現実に受け皿がない自治体では事業自体が成り立たず、サービスがなくなる可能性が大きいのです。

日本は先進諸国の中で対GDP比の社会保障支出は決して多い方ではなく、23位からようやく16位に上がってきた程度。介護、医療、介護予防などの公費財源の大幅引き上げなしには介護保険は崩壊の危機にあると言えます。

注目の的、空き家対策

文京区が今年度から開始する空き家対策事業が各地から注目の的です。
各地というのは大げさですが、「藤原美佐子レポートNO.11」に書いたところ、
他区の議員さんなどからも問い合わせが来ます。
  http://www.m-fujiwara.net/no11.html

それだけ各自治体で空き家対策が課題となっているのだと思いますが、
条例化した豊島区との違いなどについて、豊島区の方を含め今度勉強会をしようと話しています。

問い合わせが多い部分について少し解説を。
無償除却はあくまで危険な空き家についてのみ。一定期間公的利用するといっても、
建物を建てることは考えていないそうで、ポケットパーク、自転車置き場、
コミュニティの防災用品置き場など固定資産税の発生しない用途を検討しているそうです。

当初バイクパークも案に上がっていましたが、バイク置き場は税が発生することもあり、
目下検討対象外とのこと。

公的利用期間中は所有者の固定資産税は免除ですが、期間をどのくらいにするかは、
今年の結果をみて検討するということです。その間の地代は無償です。

1000万の予算は除却のみに充てられます。
年度末の2014年3月に一斉点検をした結果の140軒を含め、現時点で候補に上がっている空き家は
約180から154くらいに減っていますが、この中からさらに精査し、危険なもののみ
総務部危機管理課での除却・活用事業となり、危険性のないもの、改修で対応可能なものは、
都市計画部、区民部などの建築基準法や耐震改修担当や新たな公共の協働担当などに回され、
所有者の希望によってはNPOに情報提供となる予定です。
その場合は各課の予算でやることになります。

社会福祉協議会との協働についても、区長答弁では「本事業では空き家提供に関する地域福祉
コーディネーターの役割はないと考える」という突き放した答弁でしたが、
「危機管理課の除却に限定する空き家対策事業では」という意味だったと補足のお断りがありました。
私の質問はわざわざコミュニティ活用の例として「こまじいのうち」をあげ、
「空き家の提供が気持ちよくされるためには、」という前提での質問でしたから、
それに対する答弁の言い訳としてはかなり苦しい解釈ですが、まあよしとしましょう。
コミュニティ活用については地域福祉コーディネーターは専門家ですから、当然協力していくとのことです。

さまざまな空き家候補について、危機管理課だけでなく社会福祉協議会、建築指導課や
協働担当課など、各課に寄せられた空き家情報を危機管理課にいったん集約し、
窓口となって振り分け、総合的な対策をとる趣旨のようです。
2年ほど前、北区のたすけあいワーカーズの「めんどりサロン」を例にあげ、空き家の一斉点検から
発展させコミュニティ活用の検討を、と提案した一般質問から考えると、ある意味理想的な展開です。
横軸を通した各課連携で実りある施策を今後に期待します。

さよなら、XP~~

年度明け、消費税が上がったことはどう生活に影響しているのでしょうか。まだ見えてきませんが、一つ気になるのは、年度替わりとWindowsXPのサポート終了の時期が重なったことによるパソコンの不具合です。

我が家も今年1月に8.1に買い替えた口ですが、以前からのプリンターが3月末に急に使えなくなっていました。最初はアップデートやらサポートナビやらで四苦八苦工夫しようとしましたが、どうにもお手上げ。息子、夫、電話サポートの順に泣きつくと、どうやらDellのプリンターが8.1に対応していないらしい。ではどうして3月までは使えたのか、これが不思議。不安定な中たまたま運がよかっただけで、何かの拍子に本来の不整合が表に出てきたらしいのです。

XPがあまりにも使いよくて尾を引く中で、Vista、7が評判悪く、8、8.1と立て続けにヴァージョンアップしたところに消費税アップが重なり、どっと買い替えが増えたために(これは相談窓口氏の言葉ではなく私の解釈ですが)、整合性を図るソフトが間に合わなかったのだとか。

そんな無責任な~、困りますよ、それならXPのサポート期間を延長するなり何なり対応してくれなきゃ。

いや、末尾の記事を読むともう限界だったようですから、後継OSの低容量デバイスへの対応を急ぐべきでしょう。

外国の方と思われる日本語堪能な窓口氏は、「それは担当が違います! しかるべき窓口にどうぞ。」

結局、窓口氏の指示に従い再設定の方法を教わって、なんとか使えるようになりました。

たまたま我が家は他の家人もパソコン&プリンターを持っていたので別条ありませんでしたが、XPサポート終了の4月9日の周辺でもっと重大な不整合は他になかったのでしょうか。

騒がれたほどは買占めも消費減もなく穏やかな幕開けのようですが、陰ではこんな騒動もありました、という一席でした。おそまつ!

news.mynavi.jp/articles/2014/04/09/windowsxp/

 

 

新年度はどんな年になる?

議員になって4年目、一般区民だったときよりも行政との関係が難しいと思うこともあります。一般区民ならこうしてほしいということを繰り返し希望がかなうまで要望書、意見書、陳情書・・・頑張るのみというところがありますが、議員は議会の場で1度蹴られたら同じことは言えない、とも限りませんが、少なくとも同じようには繰り返せない。

でも一般区民は課長に直にいろいろ質問したりはなかなかできませんが、議員は政策的なことや課題なども直接電話や対面で話し込めるし、一定の秘密保持のルールのもとで情報も得られるというメリットはあります。

退職される区職員、部長や課長の恒例の挨拶が年度末にありました。みなさんこの日のためにスピーチを準備するのですが、どうしてこの職を選んだか、40年とか30年とかの公務員生活の中で何が一番心に残ったか、など深い話をユーモアを交えて話されるので、年1回ですが、けっこう楽しみな時です。都からの派遣の医師など専門職の、はっきり言って2~3年文京区を通り過ぎるだけの方たちは、それなりの心の入り方ですが、文京区生え抜きの方たちの言葉は重く、ペーソスに満ち、可笑し哀しで時に涙を誘います。

そんな中、10年ほど前、もちろん一般区民として、みどり公園課に通いつめ、手を変え品を変え提案したり、陳情したり、とうとう実現までこぎつけたある公園造成の話が出ました。当時は一所懸命調べたりワークショップをしたり、足を棒にして署名集めをして持って行っても、課長は「ご意見拝聴しました」しか言わず、「お引き取りください」みたいなあしらいで、冷たい人だなとがっかりさせられっぱなしでした。特に隣地とのもめ事が起きてからは、これ幸いと、「係争中ですから一切お話しできません」と輪をかけて木で鼻をくくったよう。それでも自然と緑と桜を誇る文京区随一の公園ができたときは、感謝したものですが、せっかくやるなら区民の提案をもっと前向きに受け入れて、一緒にやろうくらいの心意気があったらなあ、と今でも思っています。

当時の公園課長が今回定年の挨拶で、この公園造りのことを最も思い出に残った仕事のひとつとして話されたことに少し驚きました。いやいやながら仕方なしにやっていたばかりではなかったんだ。役人ってああいう態度しか取れないんだな、と諦めがつきました。

今年度から議会改革として費用弁償の日額4000円が3000円に減額され、通年議会が本格始動しました。通年議会実施要綱には「区民と共に政策提言ができる環境整備を目的とする」と明言され、自治基本条例策定時から懸案だった区民の政策提案を受ける場づくりや、参加型議会、参加型区政運営の今後の進展に期待できそうな状況になったと喜んでいます。お役人も区民の意見を少しは嬉しそうに聞くことから始めてはどうでしょうか。

もっとも議会の中でも、なんでこういう言い方しかできないんだろうなと思うことがあります。今朝の天声人語にタイガー・ウッズ選手の「届かないパットは、絶対にカップインしない」という名言が出ていました。職場には往々にして「希望つぶしの名人」がいますが、「壁や障害物を察知して未然に止まる、自動ブレーキ型」よりは、詰めは甘いけれど「思いつき型」の方がややましかと。

 

辺野古の海に人魚?

法事のために先祖の地、沖縄に来ています。飛行機の中で読んだ東京新聞をみてびっくり!沖縄でジュゴンと違う新たな人魚に似た海中生物が見つかったって。むさぼり読んでいると、鳴き声がピースピース、キュージョウキュージョウって、て、て、これで気がつくって遅すぎ。「きょう4月1日はエープリルフールです、本日の記事・コラムはすべてフィクションです」だって。

そういえば隣にはボスザルを石を1つずつ積む投票で選ぶサルの群れの話。投票期間中は毛繕いやえさの分け与えは自粛しているとか。そうかと思えばIOCの内部文書で東京五輪からブービー賞の創設で勝利至上主義に歯止めをかけることがわかったとか。めっぽう嬉しいニュースばかり。いやなニュースばかりの世の中、エープリルフールしか嬉しい話はないのかしら。哀しいかな。

他のページはどうも本物の記事らしい。社説「国民の痛みに心を砕け、 きょうから消費税8%」もどうせならフィクションだったらよかったのに。

空港からゆいレール(空港モノレール。ゆいとは琉球方言のゆいまーるからとった。ゆいまーるとは結い回るから来たという説や雇い回りから来たという説などがあるが、共同労働のこと)に乗ると、テンプスタッフのポスターがありました。 20140401テンプスタッフ沖縄

わお!テンプって沖縄まで、全国区なんだ。

ゆいまーるの国でもテンプスタッフの派遣なんだ。

今年から文京区役所の戸籍住民課の2回窓口業務がテンプスタッフに委託となっています。住民登録や印鑑登録など重要な業務は区役所職員が担当し、住民票や印鑑証明書交付など証明事務だけテンプスタッフが担当しますが、それでも個人情報に触れることと区民と直接接する良い機会ですから、私たちは反対しました。テンプグループは“働く”についてのいろんな疑問に答えてくれるらしいですが、文京区役所では入れ替わりが結構激しく、労働者が定着しないとも言われています。

テンプってテンプレート(定型化した)労働という意味なのか、添付ファイルみたいにどこにでもぱっと貼り付けて便利に飛ばせる労働者という意味なのか、考えてしまいます。

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