しつこく再び都知事関連

何度もすみません、都知事選の「総括」が出そろったようです。いろいろな立場からメールをいただき、読み比べました。

今回の都知事選はさまざまな立場から期待がかかり、反原発で盛り上がったりもしましたが、結局は徹底した組織選挙、自民党らしい地上戦の選挙でした。共産党・社民党も組織選挙をやったつもりかもしれませんが、赤旗新聞での宇都宮さんが勝利したかのような評価を見ても、無党派層の心理に無頓着で、自党内のアリバイ選挙に終わっていました。都政から安倍政権に歯止めをかけたい、脱原発で社会の趨勢を変えたい立場の人たちの受け皿はなかったと言えます。共産党アレルギーと小泉構造改革アレルギーのはざまで仕方なくどちらかを選んだ、あるいは棄権したか赤坂さん家入さんに投票したというところでしょうか。

実際区政の中から都政を見ていると、問題のすべての元凶が小泉政権からの新自由主義や自己責任論、特区、規制緩和にあるように思えることが多いのです。もちろんそういう構造改革をやらねばならなくなった歴史まで、すべてが小泉さんのせいとは言いませんが、あそこで民に任せず公的福祉社会に舵を切っていれば、税制改革も必要になっただろうし、今違った社会があったかもしれないといつも私などは思い続けています。

それとやはり、自民党総裁選に勝てば総理大臣になる議院内閣制と二元代表の都知事選は違うのです。都政の争点になりにくく差がつきにくい部分、言うは易く行うは難い部分、福祉・防災・雇用などは二の次という姿勢には抵抗がありました。原発に賛成か反対かというトピックについては態度がはっきりしていても、それだけのワンイシューではまとまれません。人権や差別の問題も不安でした。自民党LOVEで息子も自民党の小泉さんが安倍政権とどう関係を築くかも見えません。

一方、宇都宮さんは前回は市民運動の中から立候補しましたが、内紛や諸事情があり、でも候補者を決めないわけにいかないと判断して、早々に立候補声明を出したそうです。今回は2度目なのだから早く決めなくてはならない理由があったのか疑問です。共産党と社民党がさっさと推薦したため、政党色がついて無党派層が逃げ、逆に裾野を狭めたという感を免れません。共産党はおおむね正しいことを言っているのに、まず党名からして、次に上から下までのその手法や話法からしても、自由主義、民主主義とは思われていないところが痛いですね。実際、某宗教系政党と違い、言っていることと行動が違うということはないし、中央本部から押しつけられていることもなさそうなのに、どうしてか党是や綱領に縛られているように見られてしまう損な性分なのでしょう。

都政新報2月14日付の「あんぐる」で選挙戦を取材した3人の記者による鼎談、都知事選顛末記を載せています。ある意味夢がなくつまらないけれど、シビアで地に足の着いた評価が興味深いのでご紹介します。ただし会員限定かも。

www.tosei-d.com/PB3830PCS_000/viewpaper.php?_P=viewpaper&_B=thumnail&dummy=1392528062567

 

ところで舛添知事は当選後すぐに、保育所待機対策として都有地を10分の1くらいの賃料で貸すとか、駅ナカ保育所の構想を打ち出し、そんなに軽く言って大丈夫かなと思ったのですが、案の定、都有地は条件が悪いところしか残っていないとして撤回し、国家公務員宿舎跡地などの国有地にターゲットを切り替えたようです。

news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASG2C51NKG2CUTIL00F.html

www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014021502000114.html

やっぱりねという感じです。そんな簡単なものならとっくに施策されていたと思います。しかし、駅のコインロッカーのような安直な保育所は不安ですが、国有地は有望です。

一等地にあった公務員宿舎はだいぶ放出されましたが、まだまだ条件のよいところがあります。文京区内でも我が家の近くだけでも大蔵省、最高裁判所の官舎などがあります。大蔵省の方は今タイムズのコインパーキングになっていますが、以前に区の何課だったか課長さんに区立施設にどうかと持ちかけたとき、高すぎるとにべもなく断られました。最高裁の官舎も1年以上空いていますが、10分の1と言わず3分の1でもいいので、交渉して活用すべきだと思います。

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