ツワネ原則を知っていますか?

6月に南アフリカ共和国のツワネで国連や各国専門家の関与で締結された「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則」です。

mainichi.jp/opinion/news/20131125k0000m070099000c.html

今、衆議院を通過し参議院で審議されようとしている「特定秘密保護法案」はこの原則を大きく逸脱しています。

米国の元NSC高官、モートン・ハルペリン氏もこの点を指摘して、この秘密保護法案を批判しています。

「米国の核戦略の専門家で国防総省や国家安全保障会議(NSC)の高官を務めたモートン・ハルペリン氏(75)は日本の特定秘密保護法案について、政府の裁量が広すぎ、知る権利と秘密保護のバランスを定めた国際基準を逸脱していると批判した。過剰な秘密指定は政府自体も管理が困難になると指摘した。・・・」続きは以下のサイトから

www.47news.jp/47topics/e/247843.php

23区ではいくつかの区議会で、超党派の秘密保護法反対街頭宣伝を予定しています。

日程が決まったらお知らせします。

第六中学校、豪華にお披露目

文京区立第六中学校が全面改築され、内覧会に行って来ました。六中20131124間接照明
一見三田の某大学と見紛うような赤煉瓦のファサード、オープンスペース風の広い廊下、打ちっ放しのンクリートと木質素材を組み合わせた内装、開放的な採光、ホテルライクな階段の手すり、スライド開閉式ガラス屋根の屋上プール(夏場以外は人工芝の蓋をして遊び場となる)、凝ったLED照明、極めつけは追分ホール(ランチルーム兼)の村野藤吾を思わせる間接照明、などなど、デザイナーズブランド(香山寿夫建築研究所)の趣が加わりとてもゴージャスです。

一緒に行った息子(卒業生)やその友人たちは、中学校とは思えない、豪華マンションみたい、と羨ましがって(あきれて?)いました。私としては、木材がふんだんに使われているのも嬉しいし、毎日通う学校が明るく素敵なデザインで、子どもたちが満足しているなら嬉しい。けれど、完全自由選択制の区立中学のバランスは大丈夫かな?心配になってしまいます。バランスはもうとっくに崩れてるかな。。。六中20131124エントランス

細かいところでは、OSB(オリエンティド・ストランド・ボード)パネルの多用(何か意味があるのかガイド役の職員?に聞いたところ、コルク材などと同じ柔らかさとピンの刺しやすさかな?と自信なげでした)、窓先空地がなく、窓を開けるとストンで怖いこと(6階建てとなると窓は全部は開かないのか?)、大画面電子黒板の液晶が見にくかったこと(暗くすればいいけれど子どもの目が心配)、が気になりましたが、教育環境として他にも問題があるかも知れません。でも子どもたちは格好いいとさぞ喜んでいるでしょう。しばし子どもたちと一緒に素直に喜びたいと思います。

来週視察に行く予定の、埼玉県宮代町の笠原小学校を設計した象設計集団の富田玲子さんは、その著書『小さな建築』(みすず書房)の中で、学校の設計について述べています。

「学校は子どもたちの暮らしの場、毎日長い時間を過ごす小さな社会です。小・中学校時代は、人間の感性が最もしなやかで、心身の成長がめざましい時期です。・・・そのような大切な時期にどんな校舎で暮らすのかということは、その人の一生を左右すると言っても言い過ぎではありません。もちろん教育内容、友だちや先生の存在も大きな要素ですが、「空間のあり方」が子どもの生活に及ぼす影響ははかりしれません。そう考えると、学校の設計は大変難しく、しかも責任の重い仕事です。」

かつてオープンスクール建築が一躍脚光を浴びた頃、今巨大すぎる新国立競技場設計に異を唱えている槇文彦さんも加藤学園の設計で話題になりましたが、その絨毯敷きのお洒落な校舎でさえ、後日問題が多々生じたようです。時と場、地域性によっても求められるものは違います。今の時代に最大限の注意と熱意で設計しても、問題が生じる可能性はあります。日本は欧米と違い、竣工後は施主の責任のみで設計者は一切責任を問われませんが、それだけに文京区の教育委員会や行政には、子どもの生活、子どもの社会という視点を忘れずに、今後顕在化するであろう様々な課題を、ひとつずつ丁寧に解決していっていただきたいと願っています。

 

区議会が始まりました

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文京区議会2013年第4回定例会が始まりました。

目白台運動場、シルバーピア、総合体育館、交流館、児童館など指定管理者
の指定について7件、青少年プラザ(もとの教育センター)条例等、条例6件、
シビック大ホール改修工事等、請負契約2件、15議案が審議されます。
明日からの一般質問では、田中和子区議と藤原が市民の広場を代表して
一般質問に立ちます。
藤原は明日 22日 16:25くらいから
田中区議は 26日 15:40くらいから です。
傍聴にお越しください。
藤原は、都市計画、緑豊かな文化の香るまちづくり、木づかいのまちづくり、 安全で住みよいまちづくり、 の4分野で10項目の質問をします。
各議員の質問要旨は以下からどうぞ。 www.city.bunkyo.lg.jp/kugikai_nittei_yousi254.html
◆●▲━━━━━━━━━━━━━■▲
世の中では国政が支離滅裂になっています。
ねじれが解消したから安倍政権はやりたい放題。
エネルギー削減と言いながら巨大インフラに突っ走り、かと思うと工事入札は
続々と不調です。
豊洲の新市場は、4つのうち3つまで予定価格をオーバーして、大手ゼネコン
によるJVが辞退し、新国立競技場では1300億円の条件でコンペをしたはずが
3000億にふくらみ、失格かと思いきや1800億で手を打つという禁じ手。
地域主権と言いながら、文科省は自治体の教科書採択権を剥奪し、検定に
合格した教科書を子どもたちに無償配布し、問題なくやっている竹富町に
是正(問題ないのだから是正ではなく押しつけ?)させようとしています。
特定秘密保護法に至っては、政府に情報を集権化し、国民はおとなしく
従っていればいいという時代錯誤。
たとえば国民保護計画というのが各区にあり、保護行動マニュアルには
ミサイル攻撃や武力攻撃を受ける可能性がある場合などの規定があります
が、何も根拠を示されずに区民はおとなしく避難指示などに従うでしょうか。
区職員は根拠を示せば厳罰を受けるかもしれないし。
文京区でも情報公開制度は明らかに後退しており、おとなしくしていれば
出したくない情報は非公開どころか不存在になります。
見くびらないで!おとなしく盲従すると思ったら大間違い。
根拠不明の命令には従わないし、隠していることを究明するためにもっと
つっこみます。
被災者や放射性廃棄物をさておいて、無意味で無駄な防潮堤をつくろうという
首相と、防潮堤は不要という家庭内野党の妻は、家でどういう会話を交わして
いるのでしょうか。

余談ですが・・・

今日まで東京ドームでポール・マッカートニーのコンサートをしています。
音は上に流れるので、シビックの22階からいつも大音量が聞こえるのですが、
いつもの関ジャニとかと違うのは、キャーキャーという声より、音楽そのものが
聞こえたことです。
ぼんやりとした音ではありましたが、本当に彼自身の声かな?と思うほど、
ハイテンション、ハイキーで、相変わらずのポールになんかとても嬉しかった。
家に帰ってびっくりしたのは、なんと西片の我が家までも聞こえたのです!
相当大音量だったのでしょう。
家ではどういうわけかワーッという歓声しか聞こえません。
でもキャーではなくワーだから許せました。
大昔、ドームではなく後楽園球場だったころ、王や長嶋がホームランを打つと
聞こえた、あのワーッです。
懐かしくて懐かしくて・・・

民衆の実行力、自治の力

10/31の朝日新聞 「あすを探る」 で慶応大学教授の小熊英二さんの記事を読み、

本当にそうだと思いました。

「脱原発」実現しつつある日本、「日本には偉大なリーダーはいないが、民衆の実行力は

すごい」

www.asahi.com/articles/TKY201310300731.html

 

ちょうど前日、建設委員会で大分市の「市民協働のまちづくり」を視察し、佐賀関神崎

(さがのせきこうざき)地区の自治会長、稲生亨さんの話を聞き、感動したばかりでした。

日本はかつて地域に自治制度があったのに、戦後民主主義の中で自民党政権が

中央に権力を集中させ、自治の力をそぎ取ってきたのが55年体制、戦後の歴史だった、

という話を聞いて帰ってきて、この記事を読み、相通ずる物を感じています。

その稲生さんは、かつて神崎海岸の埋立・工場誘致に反対する市民運動のリーダーで、

ウミガメが産卵し孵化する海岸を守り、海水浴場の賑わいをつくり、地域福祉のシステム

までNPOでつくってしまった凄い人。(NPO法人福祉コミュニティKOUZAKI)

県は1971年、住民に何も知らせず唐突に埋立計画をつきつけ、石油コンビナート工場

で雇用が増え豊かになるからいいだろうと言ったけれど、彼は、絶対そんなはずはない、

地域のことは地域で決める、自分たちの暮らしは自分たちで守る、と漁民とともに

立ち上がり、10年間の反対運動の末に計画を撤回させました。

情報が隠され地域に早く来ないのがいけないから早く情報を得られるようにと、

ご本人いわく地域住民の専従職員というスタンスで町会議員になったそうです。

そのとき20才代で今は68才。

今の安倍政権は、数を頼みに、秘密保護法や憲法改定などで、情報を集権化させ

個人の人権をそぐ方向に 「一気に民主主義を逆戻りさせようとしているが、市民主権、

地域の自治が基本になければ国は成り立たない」と言っていました。深く同感です。

 

市民協働が改めて着目されている今、現政権の動きは全く支離滅裂に思えます。

稲生さんの話にもありましたが、もともと民意によってしか物は動かないのです。

行政のかけ声だけでは市民は動かず絵に描いた餅になる。都合のいい悪いに

拘わらず行政は包み隠さず市民と情報を共有し、市民が自ら決め=地域を自治する中で

初めて協働が成立し物が動くのです。協働がうまく機能するには、主権者市民との

情報共有が基本です。

 

潜在的には自治する力を持ち、やればできる日本人、なんだけれど、不思議日本の

民衆の実行力っていったいなんだろう?

小熊英二さんは、既得権にとらわれた政官財に負けず実質的に脱原発を実現している

日本について、「あとは政治家がこの明白な趨勢を認識し応えられるかの問題だ」

と言っていますが、偉大ではないリーダーにできるのだろうか。

市民が自覚して自治権を取り戻すしかないように思いますが、こんなむちゃくちゃな

リーダーを圧倒的に支持している日本国民にそれができるだろうか。

そこが最大の疑問です。

 

美しい都市景観をつくるために

11月1日。 区のホームページの注目情報やお知らせには掲載されていませんが、
本日、「文京区景観づくり条例」が発効し、本日から景観法に基づく景観計画が実施されます。

http://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0065/6575/keikanzukuijourei.pdf

http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_keikakutyousei_keikan_keikangyouseidantai.html


事前協議や届出の対象が拡大され、勧告や命令、罰金などの制度が新たにできました。
東京都景観計画の神田川景観基本軸と文化財庭園等景観形成特別地区について、
文京区景観計画に移行されることに伴う対象規模や範囲の拡大、そして来年度からは
風致地区条例も都から引き継ぎます。

http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_keikakutyousei_keikan_houtodokede.html


届出・事前協議に関するパンフレットや、戸建て住宅向けの手引きを作成しています。

http://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0065/7318/keikanhou_panf.pdf

http://www.city.bunkyo.lg.jp/var/rev0/0065/6535/tebiki_kotate.pdf


美しい景観は条例にもあるとおり、区民、区、事業者などが協力してつくるもの。
「つくる」の中には良い景観を守り、不釣り合いなものは規制し、ちょっと相応しくないものは
工夫して隠し、みんなで大切に使いながら磨き光らせていくという意味も込められています。

ちょうど文字通りそんな活動を続けてきた団体が、本年度の「文の京都市景観賞 景観づくり活動賞」
を授賞することが景観審議会で決まりました。
「文京建築会ユース」のみなさん、おめでとうございます!

文京建築会とは、建築家協会、建築士会、事務所協会の文京支部3団体が協力して
立ち上げた会で、区と協定を結び、防災や災害時のまちづくりの体制強化を図るなど
文京区独特のユニークな活動をしています。

その建築会のタマゴ、ユースのみなさんが、銭湯をテーマに展示会を開きます。

♨遠くの温泉地より、近所の銭湯!みなさんもご近所で気軽にぜいたくなひとときを…♨

昨日、大分での建設委員会視察から帰ってきた藤原としては、別府の湯もなかなかと
思いますが、近所の湯の楽しみ方もまた格別かと。ぜひご覧ください。
以下 ユースからのお知らせ
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文京建築会ユースは建築に携わる若手を中心とした有志団体で、
仕事や学業のかたわら、文京区の魅力を「再発見」し「発信」、また
「新たにつくりだす」ことを主軸に活動をしています。
今回は1年間に渡り取材、記録を続けた地域の“銭湯 ♨”の展示を、
お隣の台東区谷中のカフェギャラリーHAGISOで行うこととなりました。
本年6月の時点で取材していた銭湯も、既に廃業、閉店と相次いでいます。
この機会に改めて多くのみなさんに地域の文化としての“銭湯”の魅力を
御紹介出来たらと思います。

素敵なカフェも併設し、イベントも企画しておりますのでお気軽に
お立ち寄り頂けますと幸いです。

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文京建築会ユース
「ご近所のぜいたく空間 “ 銭湯 ♨ ”」展
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●日時
2013年11月6日(水)~17日(日)12:00~21:00   11日(月)と12日(火)は休み

●場所
HAGISO(東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO)

●展示内容

実施図面から映像まで、文京建築会ユースが行った1年間の地域の銭湯取材の全容を紹介。
・“銭湯”の魅力、文京区の銭湯11軒の取材から
・中庭のある銭湯おとめ湯さんの記録(実測図面、そうじ映像、最終日の記録など)
・ご近所の銭湯のご紹介  他

●EVENT情報

11.09 sat 12:00- 富士山ライブペンティング /田中みずき(ペンキ絵師)
11.16 sat 12:00-16:00 君の湯 ペンキ絵ぬりかえライブ 中継  予定
11.16 sat 19:30-21:30(19:00 OPEN)    1000円1drink付
    「ご近所のぜいたく空間 “銭湯 ♨” アイデア サミット」
                栗田尚史(梅の湯/荒川区)
                近藤ヒデノリ(クリエイティブプロデューサー/TOKYO SOURCE 編集長)
                髙橋政臣(清水湯/横浜市 銭湯シェアハウス)
                田中みずき(ペンキ絵師)
                橋本誠(アートプロデューサー)
                林丈二(著作家/路上観察学会) 他
                進行:三浦幸子(文京建築会ユース)
11.17 sun 19:30-21:30(19:00 OPEN)    1000円1drink付
     「つなぐべき地域の“文化” “景観” “建物” 魅力再評価 サミット」
                倉方俊輔(建築史家)
                紗幸(芸者/日本初の外国人芸者)
                椎原晶子(たいとう歴史都市研究会副理事長)
                多児貞子(たてもの応援団)
                長坂健太郎(構造設計者/文京建築会)
                宮崎晃吉(HAGISO代表)  他
                進行:栗生はるか(文京建築会ユース)

のびのびとした浴槽に富士山のペンキ絵、カポーンと響くケロリン洗面器…
湯上がりにのんびりと聞くご近所話。
“銭湯”は日本の誇れる文化、地域の貴重な資源といえます。
私たち、文京建築会ユースは建築、デザイン、都市、歴史などを学ぶ若手の
有志団体として、多様な切り口で、地域リデザインのきっかけとなる資源の
発掘を目指し活動しています。
その一環として、近年その減少が甚だしい“銭湯”に注目し、昨年秋より
1年間かけて、文京区内の現存11軒の銭湯の撮影、実測、インタビューを
行いました。
今回は、それらの記録を編集し、本年6月に文京シビックセンターにて
ご好評頂いた展示を、下町情緒残る台東区谷中の地に会場を移し、
追加コンテンツと共に巡回展として開催します。
“銭湯”は今、全国で1日1軒、東京で1週間に1軒…といった大変なスピードで
失われつつあります。
この取材中にも11軒中の2軒が閉店、休業に追い込まれています。
丹念に作り込まれた空間とそこに生まれる人々のつながり…多くの方々に
銭湯の魅力を再認識して頂ければと思います。
遠くの温泉地より、近所の銭湯!みなさんもご近所で気軽にぜいたくなひとときを…♨

失われゆく銭湯文化の魅力を発信するための映像ドキュメントの製作を予定しています。
製作資金集めのためにクラウドファンディングを実施します。ご協力お願い致します。
(詳細は近日HPにて公開)

主催:文京建築会ユース、HAGISO

協賛:愛知建築士会名古屋北支部

後援:文京建築会、文京区浴場組合、台東区浴場組合、たてもの応援団、谷根千工房、東京新聞
(公益信託大成建設自然・歴史環境基金2013年度助成金による)

お問い合わせ:文京建築会ユース
bunkyo.youth@gmail.com

http://bunkyoyouth.com/
※展示内容・イベントは変更になる場合がございます。詳細は追ってHPにてお知らせします。

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