「最後の東京都知事」

新聞やネットの記事などをアーカイブを検索しながら昼頃までゆっくりと隅々まで読むのも連休の楽しみです。最近の記事からお薦めのもの。

 

まずは3日の東京新聞に掲載された憲法記念日インタビュー 内田樹(たつる)さんの研究室から

blog.tatsuru.com/

blog.tatsuru.com/2013/05/04_0814.php
96条をなぜ変えてはいけないか、相変わらず胸にストンと落ちるさわやかな理論。そうだよねえ、再開発だって70%、地区計画は80%の地権者や住民の合意が要るのに憲法が50%でいいわけないでしょ!

次は5日の朝日新聞GLOBE 特集「政党はどこへ行くのか」から
globe.asahi.com/index.html
各国の政党事情、政党の意義、成り立ち、歴史など。イケメン2世党首に再起を託すカナダの自由党、ドブ板草の根に賭ける英保守党。お笑い芸人が立ち上げたネット上に本部を置くイタリアの「五つ星運動」は瀕死の民主主義への劇薬、気つけ薬?

特に政治思想家フランシス・フクヤマ氏のインタビューが面白い。「既得権に乗っ取られる政党」
globe.asahi.com/feature/article/2013050200006.html
フクヤマさんは政党は民主主義に絶対必要と言う。政治とは幾重にも段階を踏んで意思を集約し、権力を行使する人を選ぶ仕組み。複数の政党が競い合い多様な人々の意見を整理し集団としてまとめ、政党間で競い合うことで民主政治が機能するとの考え。ところが、既成政党が既得権を守ろうとするあまり一部の勢力に乗っ取られ、人々の信頼を失い、政党政治が機能不全に陥って政権を担う(統治)能力を失いかけていると。一方で、統治を引き受ける覚悟なく怒りや批判をぶつけるネット運動だけでは民主国家の存続に悪影響を与えるとして、「五つ星運動」に否定的な見解を述べている。

イギリスで民主的な政党政治が成功したのは、ロックやホッブズのような思想家が現れ、王と議会の対立で議会が勝ち、人間の固有な権利や統治される側の同意の原則をうち立てたこと。支配層の都合で人々の運命が支配されてはならないという認識から法治主義が確立したためとい言う。

高校大学での政治経済の授業はこんなに面白かったっけ?もしそうならもっと熱心に勉強すれば良かった。残念なことをしたなあ。

次は5日の朝日新聞「ザ・コラム」(有田哲文編集委員) 「福祉国家でクビになれば」

www.asahi.com/shimen/articles/TKY201305040365.html

雇用の3タイプの内、北欧型のスウェーデンの例は、解雇のハードルは低いが辞めた後の賃金や教育が保障され、しっかりと次につなげられる制度。オランダの教育のときも同じ印象を受けたが、勤め先を変えることで昇給する人が多い「やり直しの利く社会」なのだ。

解雇の発表があると社内に特別の部屋ができ、政府系雇用サービスの職員が再就職先や職業教育の相談に応じる、いわばハローワーク臨時出張所を設けるという。日本を代表する企業の「追い出し部屋」とは大違い。

「不運にあった人を救う仕組みをセーフティネットと言うが、スウェーデンの仕組みは生態系と呼んだ方がいい。不幸をできるだけ小さくし、人が生きていけるようにする体系がある。」 というフレーズ、どこかで聞いたことがあるような・・・そう、菅さんの「最小不幸社会」。どこかでやり方を間違えたのか、原発事故の不運もあったかもしれないけれど、セーフティネットはなかったなあ。

 

最後にアーカイブ 猪瀬直樹東京都知事のMLより 2007年4月12日号 「東京問題に新提案」
www.inose.gr.jp/news/post1101/
【新提言】「『最後の都知事』で歴史に名を」(「日刊スポーツ」07年4月9日付)
【ニュースの考古学】「地方分権における『東京問題』――税収の偏在をどうするか」(「週刊文春」07年3月29日号)

【報告手記】「文京区元町公園をめぐる審議状況報告」(鹿野正樹)

この時代の猪瀬副知事には賛同していたっけ・・・この論理だと都道府県で唯一の不交付団体東京でオリンピックなんてあり得ないんだけど・・・そうか、心の底ではオリンピックを招致するべきではないとお考えか、だからあのような不利益発言も・・・そして、石原知事が実現できなかった「最後の知事」として歴史に名を残すおつもりか?

www.inose.gr.jp/news/post1101/   の最後の最後。当時の文京区都市計画審議会の傍聴記にも注目!会長を含めほとんどの委員は改選され、区議もわずかに在籍するのみ。このような論戦が今の審議会では見られないのが残念。

ぜひご一読ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*