憲法記念日

5月3日、憲法記念日、日本国憲法の施行された日です。

子どもの頃、こどもの日と憲法記念日が近かったこともあり、戦争放棄や基本的人権、自由と権利、個人の尊重、法の下の平等、思想と良心の自由、教育を受ける権利・・・などの話を晴れ晴れとした気持ちで誇らしく聞いたものです。

このところ改正論議がかまびすしく、改正のハードルを下げる話(96条問題)や「公共の福祉」を「公益と公の秩序」に置き換える話(12,13条など)に不穏なものを感じる人も多いようです。

私もその一人ですが、そう感じる理由は、一般論の常識としても改正論者が改正しやすい方向にルールを変えたがること自体が非常に危険な兆候であること。それと、「公共」の概念には、多くの人々の合意、公衆の意識の共有、市民の総体といったニュアンスがあるのに対し、「公の秩序と公益」には政府、国家、お上の決めたルールに従い取り締まられるという臭いしかないことがあります。

憲法は国民に対して国や政府が保障するものを決めたルール、だったはずなのに、いつの間にか国の秩序を乱すものを監視し、国民を縛るルールに変えられるのではないか、非常に心配です。

そんな中で少年法の再度の改正(改悪?)が論じられていることをご存じでしょうか。

文京区教育委員の坪井節子弁護士が少年法改正案について社会新報5月8日号に記事を書いていらっしゃるので少しご紹介します。

少年法の理念は教育的・福祉的観点から環境を調整し支援策を講じること、非公開の審判で裁判官との対話を通じて更生を促すことであり、法の目的は子どもの成長と発達の支援により子どもに幸福を与えることです。ところが、次の国会に提案されると思われる法案には、子どもにプレッシャーや不信感を与える内容が含まれていると坪井さんは指摘しています。

長年求めてきた国選付添人が選任される対象事件の範囲拡大は盛り込まれましたが、それと抱き合わせの形で検事の立ち会う範囲の拡大と厳罰化(刑期の5年引き上げ)も提案されているのです。

今、社会全体が監視の強化と厳罰化の方向に向かっているのと同じ流れの中にあり、憲法改正の前哨戦とも思えるきな臭さを感じます。今日の憲法記念日、以下のイベントを始め各地でさまざまな集会が予定されています。どれかに参加してみてはいかがでしょうか?

tachikawa.mypl.net/event/00000116323/  「沖縄からヤマトを問う」 13時~ @立川

 

少年法「改正」に反対する弁護士・研究者有志の会  http://yuushinokai.hatenablog.com/

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