ガバメント2.0

NHKクローズアップ現代で先日とりあげられた「ガバメント2.0」が話題になっています。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3326.html

Web2.0のパロディとして今までの行政手法の飛躍的な転換を言うのだそうですが、
まずは上のURLから放送の一部をご覧になってみてください。

スマホとアプリを駆使した市民参加は、今の公募委員による審議会参加やパブリックコメント
などとは全く質もレベルも違う政策決定に参画する協働協治の可能性を示唆しています。
日本でも8年ほど前にオープンガバメントとかオープンデータなどが総務省で検討されたものの、
なぜか実現しなかったそうですが、なあるほど、こんな具合に対象を選択すれば、
個人情報や税の使い道の壁も越え、飛躍的なサービスの向上と効率化がはかれそうです。
その辺がうまくいき、そして多くの市民の参加と協力があれば、究極的には議会など不要で
行政と市民だけでガバナンスができそうな気もしてきます。

しかし、落とし穴はないかな?
2004年の自治基本条例策定のときの議論を思い出すと、ガバナンスはそれまで統治と訳されて
いたけれど、文京型は望ましい自治体経営や秩序形成のあり方という意味で、協働協治と言う
ことにしたのでした。しかし、当時既にうまくいかない気配がありました。

協働協治には情報公開よりもっと進んだ情報共有と徹底した市民参画が不可欠だというのに、
個人情報や行政の責任や公平性の問題、さらには議会の権限があり、政策立案から決定、実施、
評価までのすべての段階での参画は不可能だと。

それから9年、今の文京区はどうかと見ると、区民の声はいいとこ取りで、貴重な意見として
扱われるかクレームとして扱われるか、それとも施策の中止を決める苦情として扱われるかが
分かれ、情報公開は、出したくないものは相変わらず不存在のブラックボックスや個人情報・
企業情報保護の網で守られ、議会は会派のベールで包まれ、、、オープンになり参画が進んだ
とは思えません。

課題は何でしょうか。
基本的な民度、自由と人権と責任を伴う民主主義、合議制、ご都合主義ではない協働、そして
コンプライアンス、間違っても行政各署が結託して自分たちの保身のためにまっとうな市民の
理にかなった主張を封殺したりしないこと。

すべての行政施策には外部の視点からのチェックが入り、不服や救済を求める市民には、どんな
求めであろうともきちんと第三者審査機関の審査がおこなわれ、正当な法的救済が与えられる
ことが条件だと思います。

これらの課題と条件がクリアされ、きちんとした行政と市民がきちんとした仕組みを整えたなら、
議会は不要だろうし、ましてや首長提案議案を否決したことのない百害あって一利もない議会
なんて即刻解散、ガバメント2.0で税を有効に使いサービスを提供し享受することが可能になる
でしょう。
 

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