ネット選挙解禁

7月の参議院選挙からインターネットでの選挙運動ができるよう、公職選挙法改正案が今国会にかけられる見込み
です。
これまで告示後はホームページやブログの更新はダメ、ツイッターやFaceBookへの書き込みにも神経を使いました
が、基本的に候補者からは意見や政策、有権者からは賛同や呼びかけを発信することができるようになり、
とても自由に活動ができるようになりそうで歓迎です。

ネット社会には、なりすましによる流言飛語、ネガティブキャンペーンのような誹謗中傷、思わぬ炎上など、
デメリットが常に問題になりますが、これは自主、民主、自由が定着していないことに伴う必要悪だと思うので、
慣らして定着を待つしかないのではないでしょうか。

よくインターネットで検索をしていると炎上状態の掲示板に行き着くことがあり、テーマをそっちのけで
素性の探り合いや「出ていけ!」みたいな排除、敵対心むき出しの自己主張など、サイトを閉じるしかない
悲惨な状態でネット社会の暗部を見た気がしますが、アサーション(相手の主張を聞き、理解しながら自分の
考えを過不足なく的確に伝えることと理解しています)に慣れていない人が多い日本では、どうしても対面でない
ネットの場で攻撃的な言葉で主張してしまうのでしょう。
私も反省することしばしばです。

折しも23日にシビック・スカイホールで文京区の地域貢献講座2012のファイナル公開シンポジウムがあり参加
しました。
「文京まちかどミーティング」と題されたこの講座は、ネット社会で子育てや防災などに孤立しがちで不安を
抱える住民がまちの中で対話の場をもち、住みよい地域にするためのアクションを起こしていくきっかけにしよう
という趣旨でした。

私は「文京区をぶっちぎり日本一住みたいまちにするには?」の回のワークショップに参加しましたが、
区内在住の区役所職員や区の課長さんなどと同じテーブルにつき、今までヒアリングでしか話したことのない
方々と対面でまちをテーマに話し合ってみて、アサーティブに話す訓練が必要だなあと感じました。
レッテル貼りや先入観はなにも産み出さないという自戒を込めて。

シンポジウムでは区長の存在感を強調する構成になっていて、最初の挨拶、発表の講評、パネルの挨拶、鼎談と
度々登壇され苦言も呈されていました。違和感を禁じ得なかったのは、対話のメリット、ネット社会の弊害を
指摘する事例として「区民の声」(メールによる区への投書)について言及した場面でした。
「区民の声にとんがった文章がふえている、夜中の2時とかに発信されている、自分は全部目を通して(部下が
つくった)返事にも目を通すが、やめたいくらいだ」というような趣旨の発言でした。

これは明らかに問題のはき違えです。それだけ区長に訴えたい区民が増えているということ。行き詰まって
ついきつい調子になっていること。日中から深夜まで仕事や家庭に追われ、夜中に疲れた身体でようやく時間を
作りしたためていること。普通の時間に窓口で話せば解決できる問題ではなく、為政者のトップとして権限を持つ
区長に話したいことがあるということ。なのです。
区長たるもの区民を愛し理解し、ぜひ包容力を持ってアサーティブに区政にあたっていただきたいものです。
そして区長として解決できる方法を探っていただきたいと思います。

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