新しい年を迎えて

昨日は七草粥であさげをすませ、文京区の年賀会に行きました。昨年はさまざまな顔ぶれを眺め、誰がどういうことを言うのか物珍しく聞き入っていましたが、今年は、区長も区報新年号の挨拶以上のことは言わないことがわかり、司会はお若く美しいけれど1才年を取られても千年一日のごとき能面の笑顔は相も変わらず、誰からも面白いスピーチも意欲的な抱負も聞かれず、議員は顔を売りたいだけ、参加者は忘れられないように旧交を温めたいだけ、、、年賀会なんて所詮こんなものでしょうか。今年は乾杯を烏龍茶で、つまみを少しいただき、受益者負担ゼロで許される程度にしておきました。

塩昆布で炊いた七草粥

塩昆布で炊いた七草粥

ちなみに昨年の年賀会のブログは以下。  http://m-fujiwara.net/2012/01/06/  けっこう真面目にいきり立って調べていたのですねえ。1年で諦めてはだめですね。

昨日はまた財界など各団体の賀詞交歓会もありましたが、昨年は震災後初の年賀ということで結構どの業界も核心をついた斬新な話をしたように記憶していますが、今年は「政治と民間の一致協力」とか、「規制緩和などを通じて需要を喚起」、「復興と将来の成長につながる補正予算と来年度予算の編成」、「エネルギーの安定供給」など、元にというか4年前に戻った印象でした。

ところで、昨年末にお知らせしたパブリックコメント、本日が締切のものが3件、17,18日締切が3件あります。休み中に目を通しましたが、意見を出してくださいとは言ったものの出しようがない、実体のイメージがわかないものばかりです。

例えば保育計画の修正。そもそも待機者が多いから修正するのですから、定員を増やすのに反対の人はいないでしょうけれど、いったい増えたらどうなるのか。法的にはクリアしていてもビルの1室の保育所などで、遊ぶ場もないようなところで、遊びをせんとや生まれける子どもたちの権利はどうなるのか。年齢相応の自由で伸び伸びした遊びを保障されないと子どもはいったいどう育つのか。すごく不安になります。基本構想をみても実施計画をみても年齢に応じた遊びの質をどう確保するか、泥遊びや木登りや追いかけっこやけんかをどこでさせてやれるのか全然イメージできません。小さいときにとっくみあいのけんかをしたことがない子は、大きくなったとき、どのくらい強く殴ったら人は死ぬのか手加減がわからないそうです。人は、どこまでOKという節度を小さいときのスキンシップで身につけると言われます。

H26年までに区立保育園の定員を62人拡充する、私立保育園の定員を346人拡充する、という修正に意見を出せと言われても、それが子どもたちにどういう結果をもたらすか、ただ箱に饅頭を何個つめこむかとは話が違うので、よほど勉強していて実質的に判断できる方でないと難しいですね。パブリックコメントが形骸化している、アリバイづくりと言われる所以です。

もうひとつの例は、建築安全マネジメント計画(18日締切)と地域防災計画(17日締切)のように重なる部分が多いのにどう連携するのかわからないこと。例えば崖や擁壁について。

元日に鎌倉市極楽寺で土砂崩れで江ノ電がストップしたというニュースが流れましたが、昨年京浜急行でも同じような事故があり、どちらも現場近くには建築確認や開発許可が取り消されたマンション計画がありました。50年前には文京区表町(現在の小石川)でも大雨による建築現場の土砂崩れがあり、礫川小学校の児童が死亡しています。

建築安全でも地域防災でも崖と擁壁について扱い、しかも地域防災の中では震災と風水害の両方で扱っていますが、3箇所でそれぞれ、「都と連携して実態調査を進め、倒壊の危険性や対策の必要性を啓発」、「現地確認を行い、所有者に対し、適切な維持・管理の実施や必要に応じて改修を行うよう指導」、「特に降雨や台風等被害が発生する可能性のある時期は、適切に、重点的に指導」、「文京区がけ等整備資金融資あっせん制度による所有者への支援」、「制度の普及・啓発に努め、改修を促進する。」「基本的には所有者の責任で自主的に管理し安全を確保」、「今後、がけ地に建築物や擁壁をつくる工事をおこなう者には、建築基準法および東京都建築安全条例に基づく指導の徹底」などなど、所有者への指導・啓発がくり返し語られるのみです。しかし、被害を受けているのは所有者ではなくたまたま近くにいた他人であることを考慮すると、被害を防ぐには啓発や指導にとどまらず、危険な工事の停止や許認可の取消を含む処分に踏み込むべきではないでしょうか。

計画の内容に異論があるかどうかは別として、こういう見地からの意見でもいいかもしれませんね。

今年もめげず懲りず、区政と向き合っていきましょう。どうぞご一緒によろしくお願いいたします。

 

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