混迷の中でこそ見極めたい

やはり衆議院と都知事の同日選挙になりました。都知事が投げ出しだとしたら、国会は投げやり博打解散。一票の格差は違憲状態のまま、原発は稼働させたまま、安全体制は確立せず、脱原発は掛け声だけでも、地球温暖化対策基本法案は廃案。おもちゃ箱をひっくり返したなんて生易しいものではなく、DV夫のちゃぶ台返しのような大混乱です。

どの党が政権を取るとどんな未来が来るのか何も見えず、はっきり言えるのは、どこが政権をとっても希望が持てそうもないということ。自民が取れば原発はガンガン燃え盛り、近隣諸国との関係は決定的に壊れ、戦争になるかもしれず、教育は首長と教育長の意のままに管理され・・・、第三極はアメーバのようにどんどん様態を変えFacebookでのどなたかの言、言い得て妙の「第三の極道」と化し、でも限りなく自民に近づき、このチャンスに共産党が今一存在感を示せていないのが少し残念ですが。

こういう混迷の中でこそ、身近なひとつひとつの施策が私たちの生活をどう変えるかを丁寧に検証し、本当に進めるべき施策なのか、ほかに代案はないのかを見極めたいものです。今まで与野党の構造の中でしか考えていなかった賛否も、いったん与党野党の枠を取り払って、というか国政政党からの恩恵をないものと考えられる時の利を活かして、区政をチェックし直してみてはどうでしょうか。

たとえば、今計画中の箱もの建設では、区役所の前に740戸もの超高層マンションが本当に必要で、かつ安全なのか。先週土曜日の大雨でかつて水がよくついた窪地の春日交差点はくるぶしほどの冠水でしたが、はたして740戸からの排水に耐えられるインフラはつくれるのだろうか、合流式下水道の東京では大量の下水と雨水が合流してあふれるのではないか。あるいは、7月には実施設計に取り掛かると言いながら4か月も延びていますが、これまで10年かかる中で地震があり、防災計画が見直され、雨水貯留や自然エネルギーの問題なども顕在化してきたのに、当初のままのコンセプトでよいのか。などが検討ポイントです。

また、たとえばアカデミー茗台の7階に計画中の久堅地区育成室は、安全面や教育面、管理体制が大丈夫なのだろうか。これについては同僚の文教委員さん、浅田議員と海津議員のブログに詳しいので参照してください。blogs.yahoo.co.jp/bunkyokugi/10055251.html

blogs.yahoo.co.jp/bunkyokugi/10065314.html

blogs.yahoo.co.jp/asadayasuo

ボランティア活動室をこれまで使っていた登録団体は、「ここは育成室に改修されるからもう使えない」と言われ、無料で使わせてもらっていた感謝の気持ちもあり、 何も言わず承諾したそうですが、実際はなかなか代わりの場が確保できず、会員の自宅を使っているグループもあるとのことです。料金を払ってもよいので市民活動の場は奪わないでほしいし、子どもの保護者から危険や不適切を指摘する声があるなら、もっと相応しい場所を子どもたちには提供してほしいと言っています。

これまで開発優先と市場経済信奉はほぼ同義で、文京区の場合は区長与党と言われる各党はこぞって開発優先でしたが、それらの政党も今後はそれで大丈夫なのか大いに疑問をもってほしいものです。開発が経済効果をもたらし、経済発展が教育や福祉を支えるという構図は、最初の前提から見直すときかもしれません。民主党が政権を取ったとき、産業構造の転換を打ち出しましたが、積極的にはまったく現実化しなかったものの、なし崩しには変わってきています。それなのに、開発優先は前の自民党小泉政権のときのままではどこかで破綻するのではないか。政党が自ら価値観を転換できないなら、支持者から転換しきちんと見極めて支持先を変えることも今ならできるように思います。

明日から区議会第4回定例会が始まります。議会日程と一般質問要旨は以下。

www.city.bunkyo.lg.jp/kugikai_nittei.html

www.city.bunkyo.lg.jp/kugikai_nittei_yousi244.html

今回は前田くにひろ議員と藤原が一般質問をおこないます。

藤原の一般質問   21日(水) 3番目 (15:40頃~予定)

1 低炭素まちづくりについて
2 住宅政策について
3 住宅ストックの福祉的活用について
4 都市法とまちづくり条例について
5 学校地域支援本部について
6 学校運営協議会(コミュニティ・スクール)について

前田議員の一般質問 26日(月) 3番目

1 認知症施策の今後の方向性について
2 成年後見制度の活用について
3 障害者の自立生活について
4 子育て及び高齢者・障害者計画の改定に向けた取り組みについて
5 日常生活圏域の再編について
6 福祉の人材育成・確保について
7 子どもの生きる権利の保障について
8 セクシャルマイノリティの子どもたちへの対応について
9 基本構想実施計画の推進について
10 公務員の再就職いわゆる天下りの問題について

各委員会では、育成室をはじめとする指定管理者選定の問題、子育て世帯住み替え家賃助成終了、建築安全マネジメント計画やワンルームマンション条例改正などさまざまな議案が審議されます。日程等をご参照のうえ、お時間がありましたら傍聴にお越しください。

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