絶対高さ制限第3次素案

現在、高度地区指定の第3次素案の説明会が連日開催されています。

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しかし、第2次素案から8ヶ月、とにかく遅すぎます。建設委員会でも、早くしないと駆け込みがふえるという意見、そもそも文京区のまちづくりとしては高すぎるという意見、建てる権利を守れという意見などが並行していて、議員間討議ができない文京区の制度では結論の出しようがありませんが、土曜日の区民説明会は、35人もの参加で、さまざまな意見が引きも切らず、4時までのところ6時近くまで紛糾しました。

4月に担当課長が異動になり、今回の説明は以前より一見親しみやすく丁寧ですが、整合性がないのが目立ちました。おそらく2時間オーバーの原因はその辺だと思います。

3地区から低くしてほしいという陳情が出ていて、1ヶ所のみ地区計画が進行し、他の2ヶ所は指定容積率の通りに高さを指定するというのですが、その理由が建設委員会での説明とも微妙に違うし、根津などの原則値より低くした理由も適用されず、当事者でなくても納得がいかない説明でした。地区計画が進行しているところは、低くするデメリットもすべて了解し、ルールを守るという約束の署名捺印もしたからという説明ですが、本郷地区ではデメリットを了解しないというわけでもなさそうだし、地区計画のつくり方すらもきちんと説明を受けていないと思われる節があります。また、根津は密集地区で高くできないというのが低く指定した理由ですが、本郷にも密集地区はあり、ていねいに地域性を見れば本郷の一部も要望通り低くできそうです。

そうかと思うと、前面道路による容積率の制約があり、高さ制限値ぎりぎりまで建てられないから、制限値が高くても心配ないという説明をしておきながら、何軒かが共同すれば容積率を全部活用して高いものを建てられるので、私権の制限になるから制限値を低くできないという説明をする。基本的に本郷の住民は低くしたいと言っているのだから信用したらいかがですか?住民の共同では高くしないのだから、高くしたいのは地上げで土地をまとめたディベロッパーだけ、駆け込みで儲けを狙っているデベの私権の心配より住民の願いという私権を優先すべきなのではないでしょうか。

さらに不可解だったのは、2階建てくらいがほとんどで原則値の35mだって高いくらいなのに45mに上方修正した本郷の大横丁の南側地区、35だと既存不適格になる建物が1%以上になるので45にしたというのですが、この地区の既存不適格は大横丁の北側のみで、しかもここ数年、区が高さ制限をかけると公言してからの駆け込みです。駆け込みを抑止する制度をつくれという意見も出ていましたが、大賛成!駆け込みに配慮して高くするなどというまさに誘導になる本末転倒の制度は百害あって一利なしです。誘導にはならないとの説明でしたが、個人宅なら確かに誘導はされないけれど、目一杯儲けたいディベロッパーは、お墨付きをもらったんだから文句ないだろうと周辺への配慮もしなくなるでしょう。

ほんとうにいったい何が目的の制度設計なのか。その辺が曖昧だから、南側規制や太陽光発電保証の話まで飛び出すのです。特例だらけの絶対高さ制限だけでは絶対に紛争は減らないのは確かです。何らかのまちづくり条例とか住環境整備条例とかが必要なのは確かなのだから、そして、防災、活断層、軟弱地盤、危険崖地、長周期地震動対策など今後いろいろ決めなければならない事が山積みなのだから、せめて高さ制限だけでもさっさと決めてほしいのです。もともと音羽と本駒込が先行しているのですから、全区に一律が無理なら合意ができた地区からでもいいと思いますよ。パブリックコメントは以下からお出しください。

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