墓地・納骨堂・火葬場

「文京区墓地等の構造設備及び管理の基準等に関する条例」をご存じですか?

最近、墓地のセールス電話がよくかかってきます。我が家では多磨霊園と富士霊園にお墓があるので、当面結構ですとお断りしますが、自宅の近所にあればもっと頻繁にお参りできるのになあ、と思うこともあります。でも都会のお墓ってどうなんだろう、誰も来なくてよいから、空気のよい緑に囲まれた広々としたお墓、というかお墓もなくてよいから山の中に、私だったら眠りたいな、とも思います。

昨年夫の両親が他界し、納骨、一周忌とそれぞれ箱根一泊でおこないましたが、年を取ってきて運転も楽ではなくなり、自分の死後子どもたちにかける面倒のことも考えるようになり、お墓に関する考察も真剣味を帯びてきました。

冒頭の条例の「墓地および納骨堂等の経営の許可に関する基準等」の改正が検討中で、20日まで意見を募集しています。www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_seikatsueisei_kankyo_publiccomment.html

改正案骨子にはかなり問題が多いようです。

単に宗教法人等が所有する土地であれば設置できる現行から、すでに墓地等が存在し、周辺環境との調和がとれていることを条件としたことには改善を認めますが、例外規定の、「周辺環境との調和その他公衆衛生上支障がないと認める場合」の範囲が曖昧で骨抜きになる可能性があります。

また、説明会や事前協議の義務づけが弱く、対象範囲が30mというのは問題です。条例で住宅等から墓地までの距離はおおむね100m以上としているのに、説明・協議の対象が30m以内では、ほとんど対象者がいない可能性もあり、焼骨のみ埋蔵する場合は区長の承認で100m以内も可としても、区長がどの程度までを可とするかは曖昧なので、やはり100mを超える距離を設定するのが妥当ではないでしょうか。

110m(神奈川県など)、150m(石岡市)、300m(箕面市)などを範囲とする自治体もあります。練馬区の墓地設置許可取消訴訟では100mの範囲内の住民に原告適格が認められました。(請求は棄却 東京地裁判例2010/4/16)

事前協議については、周辺から意見が出た場合に区長は協議をするよう指導することができるという規定で、義務づけていないのはあまりにも不十分です。

また、ただし書きで100区画未満の設置・拡張なら「隣接住民」への説明・協議だけで良しとするのも、いかにもくぐりやすい網のように思えます。全体に例外やただし書きはやめてはどうでしょうか。

みなさまもぜひ意見を提出してください。

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