卒業式

長く厳しい冬が終わり・・・新しい道に旅立っていく卒業式のシーズンです。

昨日は区立中学校の卒業式でした。

息子が卒業したときから13年ぶりに第六中学校の卒業式に列席しました。

13年前、古く寒かった体育館は新しくなり、だいぶ暖かくて助かりました。

地下鉄東大前駅の壁画 ラファエロの「アテネの学堂」模写は六中の美術部の作品ですが、息子の在学中にこの壁画を指導された鯨井靖子先生がまだ3年B組の担任として在任されているのには、懐かしさで胸が熱くなりました。

式は昔と比べてどうなのでしょうか。親の立場で列席するのと議員として列席するのとでは見方が違うのでなんとも言えませんが、へえ~と思ったことがいくつか。

まず校舎建て替え中ということもあり、かなりコンパクトで地味なしつらえのように思え、好感を持ちました。

来賓は胸に造花など何もつけず、そのかわり生徒たちの胸にはランの生花が2輪、柔らかい香りが辺りを包んで心地よかったです。

その割には壇上正面に貼られた国旗が大きく目立ち、国歌斉唱というアナウンスもなく「ご起立願います」とだけで君が代が流れ出したのには少々面食らいました。調和を重んじ保護者対応に秀でた校長先生の演出の工夫でしょうか。

式辞・告辞・祝辞はいかがなものでしょう(この違いはなんでしょうねえ)。メモをとったわけではないので正確ではありませんが、「長く厳しい冬が終わり・・・」というような同じ文句で始まった演説が3人ほどあり、あ~あ、紋切り型という印象をぬぐえません。

雪深い北国でもないのに、そう長く厳しい冬を念押しすることもないのでは?最初の人はともかく、次の人は何か言葉を変えればいいのに。。。と思ってしまいました。

震災や原発事故という重大な局面が収束しない厳しさを示唆しているのなら、厳しい局面の中での不安の多い旅立ちに向けて、当たり障りのないはなむけではなく、きっちりと将来の選択の指針になるような話をする人がひとりくらいいてもいいのに、と思ってしまいました。

 

ところで、六中の教育目標には他の中学にはない特徴があります。

責任を重んじる
 学習に励む
  健康なからだをつくる
   美しい生活を求める

最後の「美しい生活」ってなんだろう?校長先生の式辞では、「個が輝き共に生きる・・・」「絆」「みんな違ってみんないい」を引き、集団の中でひとりひとりが輝き、個性を発揮しながら、全体としても調和していくことが美しい生活を求めるということ、みたいな話がありましたが、「美しい国、日本」を連想させるし、今一実体がわかりません。

帰宅してからインターネットでいろいろ見ていたら、「六中の基本は”美しい生活”、人間は環境により人間性を高められる。地域社会との連携の下、言葉遣い、心のこもった挨拶、質の高い芸術などを大切にし、豊かな人間性を育てる教育をめざす」とありました。こんなことを意味しているのですね。

他校の教育目標も覗いてみると、区の教育目標を多少アレンジしたものが多い中  

www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shomu_kyouikuiinkai_kyouikumokuhyo.html

独自の理念をもち、生徒像と目標を2段構成にしているところもあります。

その中で目立つのは、文林中と八中と音羽中。

文林中学校には校訓「文林開拓」(文林とは学問のさかんなさま)というのがあり、それを合い言葉に、「豊かな人間性と規範意識を持ち、社会から信頼と尊敬を得る人間を育成する」とし、「○開拓精神を発揮して真理の探究に努める・・・」などと続きます。

第八中学校は、「人権尊重の精神を基盤に、自他の生命を大切に慈しみ、人間性豊かな社会の形成者として・・・国際社会で貢献できる生徒像を次のように掲げ、その育成に務める。」とし、「○明るくたくましい生徒・・・」などと続きます。

音羽中学校は難解です。「教育基本法・学校教育法の精神に則り、豊かな学び・豊かな心を育む学校、他社への共感を持ち互いの良さを認め合い成長する生徒を目指し、○豊かな学びを社会に生かす生徒、○互いに共感し思いやる生徒、○身体をきたえ健康に生きる生徒 を目標にする。」

新設校、大丈夫でしょうか。ちょっと疲れたところで区立以外のスッキリしたものをどうぞ。

小石川中等教育学校・・・立志・開拓・創作

筑波大附属中学校・・・強く・正しく・朗らかに・・・

明日は幼稚園の卒園式、こんどは何に注目しようかな、楽しみです。

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