区民の声

藤原のレポートNO.5をご覧になった方からお便りをいただきました。内容をかいつまんで以下に記します。

「私は中途障害者で現在車椅子なしで外出することができません。ところが、最寄の都営三田線「春日」駅は車椅子で出入りできるところがなく、シビックセンターまで行って正に紆余曲折、やっとホームに出られる状態です。子どもたちの幼いときにも三田線の出入りは非常にきついものでしたが、十分に取り組まなかったかつての自分を恥じておりますが、リフトさえないこうした駅は都営線ですでにほぼ唯一ではないでしょうか。
シビックセンター自体もまだまだバリアフルです。シビックホールでは上の階には上がれず、車椅子席はなんと一階の通路です。通路に放置されて、幕間では大勢の人が体をかすめていくなかを耐えねばなりません。一階奥のトイレは出入りのときにわずかでも油断すると転げ落ちる構造になっているので、ひそかに「恐怖のトイレ」と呼んでおります。当事者になってはじめて、文京区の街は区役所をはじめバリアフリー意識がたいへん遅れていることに気づき、自立して活動的に暮らすためのノーマライゼーションには遠いと思っております。
障害者のみならず高齢者や幼児の保護者で不自由を感じている方も多いはず、当事者の意見が入ればこんなにひどいことにならないのに何故?と思っております。

レポートNO.5一面、コミュニティバスのBーぐるが車椅子やベビーカーに良さそうと評価なさっておられましたが、実はそうではないと思いました。当事者からすると、乗りづらく、同じような容積ならもっと良いバスがあるのにどうしてこの選定がされたのだろうと不思議に思います。この件はあまりにも身体的に辛く、ベビーカーの拒否(乗務員からの報告ではベビーカー側が断ったと回答ありましたが)もあり、記録して担当部署にはお伝えしてあります。新ルート初日という特別な日ではありましたが、対応や乗りにくさについては、やはり大きな課題だと存じます。」

この方は、Bーぐる新ルート初日に、かねてより楽しみにして始発駅から乗車されたのですが、寒い中10分以上待って乗ろうとすると拒否され、なんとか乗せてほしいと頼んでも、乗務員が車内の調整をせず、後からきた人が次々と乗り込み(乗務員は後から来た人たちの乗車を制止せず)、結局乗れなくなってしまい、やむなくさらに20分先頭で待って次のバスに乗車されたそうです。

復路では、始発駅でないのでさらに対応は酷く、Bーぐるを諦めて都営バスで帰られたそうですが、都営バスでは車内に呼びかけて車椅子を乗せようと調整してくれるとのこと。

「冷えきってトイレに行きたくなっても、車椅子が利用できる公衆トイレはまずないことも思い、たいへん外出が不安になった次第です。ビーグルは20分間隔ですから、一回の乗車拒否につき最大40分程度を屋外で待つことになります。寒風のなか待っていた人たちをあっさり拒否する姿勢に疑問を感じました。もう少し優しい対応ができないのでしょうか。また、前から乗車するタイプは入り口に十分な広さがなく切り返しを何度もする必要があり、乗りづらいうえ手間取ることで非常に恐縮して心理的負担が大きいです。同様の小型のコミュニティバスでもリフトがついているタイプを運行している地域もありますので、ご検討いただけたら幸いです。」

と結んでおられます。

新しいバスは車椅子などの利便を考え、車内が広くなっていることが売りですが、乗務員の姿勢次第ではまったく意味がなくなります。

私も運転するので、試乗したとき、狭い道路の住宅地に大きな車体が入るときの恐怖を体験し、緊張を強いられる細い坂道での運行で、乗客の安全と親切な対応ともに求められる運転手さんのストレスはいかばかりかと思いました。

坂が多く高齢者も多い文京区、要望があってこのようなルートができたのは承知していますが、やるからには事故がないよう、利用者に満足してもらえるよう、車内の譲り合いを求めるアナウンスやバス停周辺へのロードサポート要請など、できる限り工夫をしてほしいと思います。

なお、Bーぐるについては他にもたくさんの問題点が指摘されています。市民の広場の同僚、海津敦子議員の1月18日付けブログもお読みください。
blogs.yahoo.co.jp/bunkyokugi/7628246.html

区民が困っていること、生活の中で見つけた課題には、直営、指定管理、委託、補助金事業を問わず、どうしても区が解決しなければならないことがあります。そんなときは、まず課題の所在を知らせることが最重要。区民が直接区に伝えることはもちろんですが、代表である議員に伝えるのも効果的です。複数のチャンネルから解決策を考えれば解決が早いかもしれません。

声を受けた議員は、問題を管掌する委員会で自ら、もしくは仲間の議員を通じて論議したり、所管部署と相談したりして解決に努めます。黙って我慢しないで声をあげてくださいね。

コメント

  • ウソみたいな本当の出来事…トイレのことでもう一つ。
    真砂の、ふるさと歴史館の車椅子トイレのドア前は消火器置き場にされていました。それだけでなく、消火器に接するようにして隙間なくベンチ、冷水機、ゴミ箱が連なっていて、それらを動かしてもらわないとトイレに入れなかったのは昨秋のこと。
    バリアを築かれるのは困ります。
    バリアを感じるのは、一つ一つがイヤな、傷つく体験です。
    文京区のひとの心には、障害に対するバリアを感じたことはなくて、感動することさえしばしばあります。
    豊かな人間性が息づく文京区で、それが計画や施策に反映されないのは宝の持ち腐れに等しいこと。
    弱者が安心して暮らせる環境を作ることは、結局は、誰もが追い詰められたり絶望したりせずに、より豊かに人生を生きられる社会を作ることだと思うのです。

    2012年2月9日 10:32 PM | mm

  • mmさん、投稿ありがとうございました。
    このような現場からの体験者の声をどんどん区に伝えてください。
    もちろん私も伝えていくように努力します。
    地下鉄春日駅については、昨年事業計画が縦覧された「春日・後楽園駅前地区市街地再開発」の中でバリアフリーの地下鉄4線結節も大きな目的となっていますので、今後の実施設計に注目し、周辺住民として声を上げていきましょう。
    藤原美佐子

    2012年2月17日 10:34 AM | m-fujiwara

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