2011年11月 3日|近況報告
元町公園の正面玄関前の外堀通りで、2007年から、花を植える活動「元町みちくさ花家族」をおこなっていました。
東京都から使用許可をもらい、公園協会から助成金をもらって、文京の文化環境を活かす会の仲間と始めた花壇活動です。
格調の高い歴史的公園なのに、となりの給水所公苑とちがって花がなく、寂しい感じでした。
きれいな花を植えることで、道行く人に足を止めてもらおう、公園の良さに気づいてもらおう、ご近所のみんなが集まって仲間ができるといいな、という思いで始めました。
ご近所さんも含め30人も集まってオープニング花植えをしました。その後は七夕祭りをしたり、植え替えの度にみんなに声をかけわいわいやっているうち、ご近所さんも自主管理花壇をつくって花を植え出しました。
最初は3人いたホームレスさん、最後は野良猫の世話をしていた人だけになってしまったけれど、仲良しになりました。
忘れ物をすると、とっておいてくれて、「はい、お母さん、忘れてたよ」なんて。。。あんたにお母さんって言われたくない、なんて言いながら楽しくやっていました。
暑いときも寒いときも毎週の手入れや水やりは大変だったけれど、楽しかったなあ・・・
でもそのうち、高齢化で病気がちの人が増え、転勤で地方に行ってしまった人、介護が忙しくなった人、けがをしてしまった人、などなどひとり抜けふたり抜け、助成期間が終わった2010年春には、4人くらいになってしまいました。
それでも東京都からは、花がきれいだから続けてくださいと嬉しい言葉をいただき、公園協会も続けられるならよろしく(お金は上げないけど)、ということで、無理せずぼちぼちやってきました。
でもとうとう無理になってしまいました。
先週、都の建設事務所から電話があり、花壇が荒れているからなんとかしてほしいと苦情が来ているというのです。
しまった!やばい!夏まではなんとか代わる代わる見に行っていたのですが、骨折、入院、介護、議会、とそれぞれ時間がなくなり、9月からは誰も行っていなかった。
気がついたら、自主管理していた(4月に終了)部分はコンクリートで固められ、車道側はあふれんばかりのランタナが暴れ放題。
だれも後を引き継いでくれる人がなく、やむなく最後のお仕事とばかり3人集まり、枝を切りつめ、雑草をとり、乱れた連杭を撤去し、看板を抜き・・・、仕事を納めました。
植え替えに参加してくださったみなさま、水やりをしてくださったみなさま、みちくさ花家族を愛してくださったみなさま、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。
でもまだ花はあるのですよ。看板を抜いたことで今後は東京都がお世話をしてくれるそうです。
これからもどうぞ元町公園をよろしくお願いいたします。