文京区の緑の谷って?

日経ケンプラッツというメールマガジンの「文京区で超高層と緑の谷」というタイトルに思わず目をとられました。

kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20110908/552590/

一瞬、神田川のお茶の水駅付近の仙台濠と医科歯科大病院のことかと思いましたが、いえいえ、まぎれもなくかの春日・後楽園駅前市街地再開発計画のことでした。

なんと3年前、衝撃的に私たちの前に登場したときのままの平面図やパースで、「中央部に緑豊かな歩行空間『グリーンバレー』を設け、超高層のオフィスビルやマンションを建設・・・」とまさにあのグリーンバレーことデスバレーです。

驚いたことに売り言葉も3年前のまま。東日本大震災で、長周期地震動や液状化対応の基準が見直されつつあり、超高層の住まい方に疑問を持つ人が増えている今、堂々と「防災機能を高め」云々と謳っています。

さらに驚いたことには、この4月まで文京区の部長だった人が再開発準備組合の事務局長になっているのです。さっそく今も部長をしている方に話したところ、「え~?そうですか?」なんてとぼけて、「天下りじゃありませんよ、民間ですから」ですって。満面笑みの課長の顔もアップで写っています。

民間とは名ばかり。文京区が区を上げて一心同体で進めてきた、巨額の税が投入される第1種再開発です。準備組合がなかなか本組合にならないので、おそらくてこ入れでしょう。

周辺住民がどんなに環境被害を訴えても耳も貸さず、区役所の展望台からの眺望だけを気にして、一番高いビル(141m)を最南端から一種住専(10m)地域に最も近い最北端に移した、悪名高い計画です。

たった3mのセットバックで基段部もない切り立った141mの壁から強烈なビル風が吹きおろすことも想定され、切り立ったビルの隙間のクレバスのような公開空地には陽も当たらず(ビルの反射光で明るいそうですが)、シダか苔しか生えないとも想定されています。

今年度中に組合設立を目指しているそうですが、141mは本当に大丈夫でしょうか。怖くないでしょうか。住みたい人はいるでしょうか。分譲で買う人はいるでしょうか。後楽は家賃70万とかの賃貸だそうですが、賃貸に変えたとしても借りる人はいるでしょうか。

我がふるさと文京区のど真ん中はバブルのツインタワーになります。

死ぬまで毎日見続けなくてはならないなんて、恥ずかしいような情けないような気分です。

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