ネイティブ東京ベイ@船橋

土日、船橋で開かれた景観と住環境を考える全国ネットワークの大会 「私たちは震災から何を学ぶのか 3・11後のまちづくりを考える」 に泊まりがけで行ってきました。

全国から約180人が参加、そのうち30人が国会議員、県会議員、市議会議員などの議員。東京23区からも大田、千代田、杉並、文京(私)の区議が参加しました。関心の高さがうかがえました。

・つい最近まで内閣官房参与を務められていた法政大学の五十嵐敬喜教授の、政権中枢で危機に対局した臨場感たっぷりのお話から。

今国民は不満症候群に陥り、水戸黄門スタイルの政治に期待するばかりで、自分自身の意思表明や示威行動もしない。 そのことが短命政権を次々に取り替えるという絶望的な状況を生んでいる。 深刻な問題である東北3県の復興とその財源についても国民ひとりひとりが考えるべき。  www.excite.co.jp/News/society_g/20110905/Real_Live_6741.html?_p=1

・被災地の仙台市からは、市民の目から見た市街地の被害状況や課題が報告されました。

   地下鉄沿線上のマンションに陥没等の被害が多かった。 地震後1週間で震度4以上の

   余震が57回、マンションの上層階ではいくら大丈夫と言われても、恐くて怖くていられない。   

   600人収容の避難所に帰宅難民やマンション住民を含む2500人が押しかけ、地域の人が

   入れなくて怒りが爆発した。

・千葉大の研究者からは、環境倫理学、世代間倫理の身につまされるお話でした。

   利益を享受し被害を引き起こした人と、被害を受け負担を引き受ける人とが異世代の場合、

   地域の価値観を公共性の観点からどう構築するか、原発や超高層ビルなどが該当する

   深刻な問題。

 
・2日目は各地からの制度改革の事例報告。景住船橋002.jpgのサムネイル画像

 船橋の高度地区指定導入の経緯、および施行後2年の状況。

当初の案は厳しすぎて議会内部でも受け入れられず、緩和して施行したが、施行後は建築紛争が激減したという。

その他、不断の努力で市民活動をうまく制度改革に結びつけている川崎市の事例。 

藤原からも文京区で現在進行中の高度地区指定制度導入の問題点について報告。

・2日目午後に企画されていたサービスプログラムの「海から見るまちづくり エクスカーション三番瀬 東京湾クルージング」が台風のため中止になり、その代わり船長で船橋漁協組合長の大野一敏さんが講演をしてくださいました。

     これが意表をつくものすごいプレミアム!びっくり仰天のおもしろさ。

     巻き網漁業の醍醐味、イワシになった気持ち、スズキになった気持ちで楽しんだ。

     帰宅して大野一敏で検索してみて二度びっくり。 船長としか紹介されず、自分でも漁師、

     ネイティブof東京ベイとしか名乗らなかったけれど、実は大変な人物だった。

     横浜ベイブリッジ架橋の話が出たとき、東京湾で生活している漁師を無視して道路公団が

     計画を進めているのに腹を立て、サンフランシスコのゴールデンゲイトに学ぼうと直接視察に

     行き、サンフランシスコの市民参加の保全開発の姿勢に感動して 「湾計画・サンフランシスコ・  

     ベイ・プラン」 を自費出版したという。  

      おもしろさのお裾分け。景住船橋003.jpg

      www.youtube.com/watch?v=4GZxsgHGows

みなさんもお暇なときに大野一敏で検索してみてください。三番瀬保存の円卓会議とか翻訳出版の話とか、わんさか出てきますよ~

江戸時代からの生活文化の歴史、自然の生態系、生き物と人間との関わり、哲学、美観、センス、などなど心が洗われました。

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